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新潟、ミスが大量6失点の引き金に…「踏ん張り切れる力がなかった」

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[3.5 J1第1ステージ第2節 神戸6-3新潟 ノエスタ]

 開幕を白星で飾っていたアルビレックス新潟だが、2戦目はまさかの6失点で大敗した。

 結局はミスが大量失点の引き金となった。前半9分には自陣でのボール処理にもたつくと、MF小林裕紀がFW石津大介にボールをさらわれて先制点を現状。同45分には今度はGK守田達弥のクリアボールが中途半端になったところから、DF相馬崇人に追加点を蹴り込まれてしまった。

 しかし、その後一旦は試合をひっくり返すことに成功した新潟だが、守備陣は狂ったリズムを最後まで取り戻すことは出来なかった。小林は「個人的なミスだった」と反省。「もちろん悔しい」と大量6失点に唇を噛んだ守田も、「我慢するところで出来なかった。踏ん張り切れる力がまだまだなかった」と声を落とした。

 ただ、指揮官の目には何もマイナスばかりが映ったわけではないようだ。「選手たちはとてもよく走って逆転してくれた」とイレブンの奮闘を称えた吉田達磨監督は、「サッカーなら起こり得ること」とミスも擁護。そして「脆さは(開幕戦の)湘南戦では見えなかった部分。成長の余地があり、修正のし甲斐がある」と最後まで前向きなコメントを残した。

 開幕2試合をJ1で唯一敵地で消化した新潟。次節12日の第3節の横浜F・マリノス戦でようやくホーム開幕戦を戦うことになる。「持てるパワーをぶつけたい」とは吉田監督。小林主将も「ホームでしっかり勝ち続けられるように持っていきたい」と切り替えを口にしていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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