beacon

山本真希の会心ボレーで千葉連勝!松本はホーム開幕戦を落とす

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.20 J2第4節 松本0-1千葉 松本]

 ジェフユナイテッド千葉はアウェーで松本山雅FCに1-0で競り勝ち、今季初の2連勝を飾った。松本はホーム開幕戦で黒星。2試合連続の無得点に終わり、今季2敗目を喫した。

 千葉は前半4分、DF阿部翔平の左クロスがファーサイドに流れ、FW船山貴之がもう一度折り返したボールにFW吉田眞紀人が頭で合わせたが、ゴール左へ。松本も同11分、ボールを奪ったFW山本大貴がドリブルで運び、左足でミドルシュートを打ったが、枠を捉えることはできなかった。

 前半最大の決定機は前半アディショナルタイム。松本は右CKのショートコーナーからMF宮阪政樹がクロスボールを上げ、DF當間建文がヘディングで合わせたが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 スコアレスのまま前半を折り返すと、後半11分に千葉が均衡を破った。MF山本真希が縦パスを入れ、MF長澤和輝が右サイドに展開。MF小池純輝が素早くゴール前にクロスを入れると、DFに当たったこぼれ球に反応したのが山本だった。迷わず右足を振り抜くボレーシュート。今季、川崎Fから完全移籍で加入した背番号6の移籍後初ゴールで千葉がリードを奪った。

 川崎F時代の14年4月11日に行われたJ1柏戦(1-1)以来、約2年ぶりのゴールとなった山本は試合後のインタビューで「クロスを上げたときにこぼれてくるかなと思った。うまく蹴り込めた」とコメント。得点後はゴール裏のサポーターのもとへ駆け寄り、「移籍して初めてのゴールだったし、気持ちがこみ上げてきた」と、そのときの心境を語った。

 ホーム開幕戦で何としても勝利が欲しい松本も必死の反撃に出る。後半38分、DF安藤淳の浮き球のパスに反応した山本がPA内左の角度のない位置からシュートを狙うが、ゴール左へ。同39分には途中出場の高卒ルーキーFW前田大然がMF工藤浩平からスルーパスを受け、PA内右からゴール前にクロス。ニアに山本が飛び込んだが、ゴールをこじ開けることはできなかった。

 終盤は押し込まれながらも最後まで集中力を切らさず、粘り強いディフェンスで跳ね返した千葉。2試合連続となる1-0の完封勝利で今季初の連勝を飾り、3勝1敗の勝ち点9に伸ばした。一方、今季4戦目で待望のホーム開幕となった松本だが、サポーターに勝利をプレゼントすることはできず、3試合ぶり今季2敗目となった。

●[J2]第4節 スコア速報

TOP