beacon

赤嶺が移籍後初弾! 豊川がダメ押し弾!! 岡山、6戦無敗中の横浜FC撃破

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.3 J2第11節 横浜FC 0-2 岡山 日産ス]

 J2は3日、第11節を開催し、日産スタジアムでは横浜FCファジアーノ岡山が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半21分にFW赤嶺真吾のゴールで先制した岡山が、同44分にFW豊川雄太がダメ押しゴールを奪い2-0の完封勝利を収めて3試合ぶりに白星を獲得した。

 ここ6戦無敗のホーム横浜FCは4月29日に行われた第10節長崎戦(○3-1)と同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。対するアウェー岡山は前節町田戦(△2-2)から先発3人を入れ替え、豊川、MF三村真、DF澤口雅彦を先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半3分にいきなり決定機を創出したのはアウェーの岡山だった。中盤でボールを受けたMF伊藤大介が前を向いて運ぶと、鮮やかなスルーパスから豊川が完全に抜け出す。しかしGK渋谷飛翔に距離を詰められる前に放った右足シュートはゴール左に外れてしまった。

 その後は両チームともに相手守備を崩し切れず、なかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続く。前半32分には左のMF島田譲、伊藤とつないだボールからグラウンダーのクロスを逆サイドから走り込んだMF片山瑛一が狙うもDF田所諒のブロックに遭い、同44分にはFW津田和宏がミドルレンジからゴールを脅かしたがGK中林洋次に阻まれてネットを揺らすには至らなかった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、岡山が徐々にリズムを生み出していく。後半5分に伊藤からパスを受けた豊川が相手選手2人に寄せられながらも前線に運ぶと左足シュートまで持ち込み、同11分には片山のパスを左サイドで受けた島田が左足で狙ったものの、ともにゴールマウスを捉え切れず。さらに同17分には豊川の落としから赤嶺が至近距離から狙うが渋谷にストップされて先制点とはいかなかった。

 しかし、攻勢を強める岡山が後半21分に先制に成功する。鮮やかなトラップで相手DFをかわした豊川が右サイドからグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に待ち構える赤嶺が押し込んでスコアを1-0とした。ここまで全試合フル出場を続ける赤嶺にとって、うれしい移籍後初ゴールになった。

 リードを許した横浜FCは後半23分にMF野村直輝に代えてDF藤井悠太を投入。同28分にはMF小野瀬康介がミドルレンジからシュートを放ったが中林の守備範囲に飛んでしまう。さらに同31分には津田に代えてFW大久保哲哉を投入して状況を打開しようと試みる。

 後半34分には高い位置でボールを奪ったFWイバのラストパスから大久保が好機を迎えたが、シュートは中林の手中に収まってしまう。その後も同点に追い付こうと攻撃を仕掛けるが、同44分に豊川がダメ押しゴールを奪った岡山が2-0の完封勝利を収め、横浜FCは7試合ぶりの黒星を喫した。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J2]第11節 スコア速報

TOP