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横浜FCは後半42分の先制点を守り切れず、C大阪とドロー

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[5.22 J2第14節 横浜FC1-1C大阪 ニッパツ]

 J2は22日、第14節を各地で行い、11位の横浜FCはホームで4位のセレッソ大阪と対戦した。試合終盤に両チーム、得点を取り合った一戦は1-1の引き分けに終わっている。なお、横浜FCのFW三浦知良は先発出場して自身の持つJリーグ出場最年長記録を、49歳2か月6日に更新している。

 ホームの横浜FCはMF小野瀬康介が出場停止明けで先発入り。カズも第8節の東京V戦(△1-1)以来の先発出場を果たしている。一方のC大阪は前節の山口戦(●3-4)から先発5人を変更。DF茂庭照幸、DF丸橋祐介、DF松田陸、MF関口訓充、MF山村和也が先発した。
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 試合の立ち上がり、横浜FCはGK渋谷飛翔のミスが目立つ。フィードのミスを連発するが、C大阪も21歳のGKからのプレゼントを生かしきれない。若いGKや最終ラインに対してカズやMF寺田紳一が落ち着くように声を掛ける。

 前半22分、横浜FCは左サイドの野村がクロスを上げるとゴール前の混戦からカズがシュート。ミスキックとなってこぼれたボールを寺田がシュートしたが、これはGKキム・ジンヒョンがセーブ。こぼれ球に対してカズが詰めたが、これにも韓国代表GKが反応。さらにゴール前のボールをFWイバが押し込むが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

 25分にはC大阪も最終ラインのロングボールからFW柿谷曜一朗がDFと競り合いながら足を出してシュートしたが、GK渋谷の正面を突いた。同33分には横浜FCもCKからMF野村直輝が左足でボレーシュートを放つが、枠を大きく外してしまう。前半終了間際にも横浜FCはCKから西河がヘディングシュートをするが、これも枠をとらえられずにスコアレスで前半を折り返した。

 後半開始直後、C大阪はボックス内に飛び込んだ柿谷がクロスに合わせるが、シュートはGK渋谷にキャッチされる。後半11分、C大阪はMF杉本健勇、MFソウザが立て続けにミドルシュートを放つが、ゴールを割ることはできない。同13分にはCKの流れから茂庭がヘディングするも、ゴール左に逸れて行った。

 横浜FCは後半13分、カズを下げてFW津田知宏を投入する。同14分、C大阪は左サイドからのクロスにFWリカルド・サントスが合わせるもGK渋谷に抑えられる。同20分にC大阪は柿谷が倒されて直接FKを得る。これをソウザが狙ったが、クロスバーを越えていった。攻勢のC大阪は21分にもカットインから杉本が右足でシュートを放つが、GK渋谷が弾き出す。

 25分、C大阪は杉本を下げてFWブルーノ・メネゲウを投入する。同26分には横浜FCの小野瀬が、こぼれ球を拾ってシュート。ゴール前の野村に当たったボールは右に逸れて行った。30分にC大阪は丸橋の蹴ったCKが直接枠を捉えたがGK渋谷にクロスバーの上にかきだされる。

 横浜FCは後半35分にイバを下げて、FW大久保哲哉を投入する。同じタイミングでC大阪も関口を下げ、MF清原翔平をピッチに送り出した。その直後のプレーで横浜FCはDF田所諒のクロスにエリア内でフリーの野村がヘッドで合わせたが、シュートはGKの正面を突いた。37分にも横浜FCは右サイドからのクロスを大久保がフリックし、津田がボレーで合わせたが、シュートに勢いはなくGKキム・ジンヒョンにキャッチされた。

 C大阪も40分にはリカルド・サントスに代えてFW澤上竜二を起用し、交代枠を使い切る。後半の42分、横浜FCは速攻を見せる。最後は左からMF佐藤謙介のクロスをDF市村篤司が走り込んで合わせて1点を先制した。この直後、横浜FCは野村を下げてDF永田拓也を投入。守備固めに入ったが、44分に同点に追いつかれる。澤上のヘディングは左ポストを叩き、これをクリアーしたが、そこからのCKでブルーノにヘディングを決められて同点に追いつかれた。

 アディショナルタイム、横浜FCは右サイドの寺田からのクロスに大久保が合わせるがGKにキャッチされる。C大阪も柿谷がゴールを狙ったが、DFにブロックされた。結局、お互いに決勝点は挙げられずに1-1で勝ち点1を分け合った。

(取材・文 河合拓)
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