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長男と次男のアベック弾から約5年…今度は高木家次男&三男が初の兄弟弾!東京Vを勝利に導く

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[5.22 J2第14節 東京V2-1清水 味スタ]

 高木兄弟の次男と三男が初のアベックゴールを記録した。東京ヴェルディはFW高木大輔のゴールで1-1に追いつくと、MF高木善朗の得点で逆転に成功。清水を2-1で下し、10戦ぶりの白星を手に入れた。

 長男のFW高木俊幸(浦和)と次男の善朗はともに東京Vへ在籍していた2010年に三度のアベックゴールを記録しているものの、次男と三男での兄弟弾は未だ果たせていなかった。

 昨季は大輔がキャリア最多の7得点を挙げたものの、善朗は2得点。なかなか揃ってのゴールといかなかったが、俊幸と善朗が初のアベック弾を決めた2010年9月12日から約5年8か月後にあたる、この日の2016年5月22日。ようやく次男と三男が揃い踏んだ。

 前半44分に大輔のゴールで1-1に追いつくと、前半アディショナルタイム2分に善朗がネットを揺らした。右サイドスローイン、MF安西幸輝が入れたボールを大輔が胸で落とし、拾ったMF井上潮音が前進。PA手前で右足を振りぬくと、これがゴール前へ詰めようとしていた善朗の足へ引っかかる。「ダフったのがラッキーなことにきて」と淡々と振り返るが、ゴール前右でGKを前に冷静にコントロールした善朗が見事に右足で決めた。

 清水からの期限付き移籍している善朗にとっては“古巣戦”でのゴール。右コーナー付近で両手でガッツポーズした背中に弟の大輔が抱きつき、次々にチームメイトが喜び露わにのしかかった。しかし殊勲のMFは笑顔ではなく、なにやら険しい表情。左手で鼻を押さえてはチームメイトをけん制するような仕草をみせていた。

 というのも善朗は4月29日の群馬戦で鼻骨を骨折。現在も骨が完全にくっついてはいない状況でプレーしている。そんななか、得点後に歓喜のチームメイトが飛びついたときに誰かの手が鼻に強く当たったのだという。

 自身のゴールを喜びながらも「痛いわ!落ち着け、落ち着けって!」と周りをたしなめた善朗。ハーフタイムには“犯人”だと目星をつけていたMF安西幸輝に「お前あたりだと思うけど?」と聞いたようだが、後輩の安西には「いや違います!僕は8人目くらいだったので」と“無罪”を主張されたという。善朗は笑って明かした。

 長男と次男の兄弟ゴールから約5年8か月が経ち、今度は次男と三男が揃い踏んだ。「あまり意識していなかった」とアベックゴールを語る善朗だが、「去年は大輔が取っていて、自分はなかなか取れていなかった。今季は自分もまだ2点目ですけど、ここからもっと上げて、勝ちにつながるゴールを上げたい」と先を見据える。

 また大輔は自身初の兄弟弾にも「思っていたよりも淡々としているなと」と拍子抜けした様子。「兄弟でのアベックとはいえ、ゴールはゴールでした」とサバサバとした表情で振り返っていた。東京Vに高木兄弟ありと、今度は次男と三男が示していく。

(取材・文 片岡涼)
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