beacon

先制弾の千葉FW船山は課題を指摘、「2点差になったとき…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.12 J2第18節 千葉2-2東京V フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉は2点リードも追いつかれ、勝ち点1を手にするに留まった。8戦無敗(3勝5分)としたものの、ホームでの連勝は3でストップ。クラブ設立25周年記念ユニフォームで臨んだ一戦で勝ち点3を逃した。

 0-0の後半8分、左サイドから持ち込んだFW船山貴之から、MF長澤和輝、町田、エウトンとつなぎ、右サイドへ抜けたMFアランダがダイレクトで低いボールを折り返す。ゴール前正面でフリーだった船山が右足ダイレクトで決め、先制に成功した。

 船山が「久しぶりにあんなに崩していい形になった」と振り返ったように、連動性を見せての見事なゴール。3月13日の第3節・横浜FC戦(1-0)以来、実に15戦ぶりの得点を挙げたFWは「アランダさまさま。アランダに感謝しかない」と口にした。

 チームは後半14分にMF井出遥也の得点で2-0としたものの、後半29分、35分に失点。2-2の引き分けとなった。チームとして2点差を守るのか、攻めの姿勢を崩さないのかオーガナイズされていないまま、なんとなく守りに入ってしまい、ずるずると押し込まれての失点となってしまった印象だ。

 船山は「今、2点差になったときの試合の運びが良くない」と言い、「気持ちに余裕が出てしまうというか、それが相手に突かれている部分だと思う」と指摘した。実際に前節・山形戦は3-0だったものの、前々節・札幌戦(2-2)は東京V戦と同様に2点リードを追いつかれての引き分けだった。

 29歳のFWは「誰かしらがリーダーシップを取らないと。これも経験。これを何回も繰り返さないようにしないといけない」と自らに言い聞かせるように誓っていた。

(取材・文 片岡涼)

TOP