beacon

次の標的は鹿島…川崎Fの自力V奪う2発!福岡FW金森「次も優勝を阻止したい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.18 J1第1ステージ第16節 福岡2-2川崎F レベスタ]

 目の前で優勝させるわけにはいかない。最下位のアビスパ福岡はFW金森健志の2ゴールで首位の川崎Fと2-2の引き分け。この日、第1ステージ優勝が決まる可能性もあった川崎Fを首位の座から引きずり下ろした。

 前半9分、GKイ・ボムヨンのロングキックをFWウェリントンが頭でそらすと、MF邦本宜裕が競ったボールを金森が胸トラップから右足一閃。ゴール右隅に突き刺し、先制点を奪った。

「ウェリントンが競り勝ってくれて、そのこぼれは狙っていた。点を取れる自信もあったし、狙いどおりだった」。7試合ぶり今季2ゴール目を決めた金森は前半15分にも左足で追加点。J1で初の1試合2ゴールをマークした。

「相手は首位だけど、自分たちはやれるんだというのを見せたかった。自分にはまだまだオリンピックのチャンスも残っている。強いインパクトを残さないといけない」

 川崎Fの自力優勝を消滅させる2発に続いて、次戦も強烈なインパクトを残すには格好の試合だ。福岡は25日の第1ステージ最終節でアウェーに乗り込み、鹿島と対戦する。この日、神戸に逆転勝ちした鹿島は川崎Fを抜いて首位に浮上。最終節で福岡に勝てば、第1ステージ優勝が決まる大一番だ。

 2試合連続で首位チームと対戦することになる福岡。金森は「自分たちはどっちにも優勝させないようにするだけ。優勝するところは見たくないし、次もしっかり首位チームを叩いて、優勝を阻止したい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第1ステージ第16節 スコア速報

TOP