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監督交代2戦目も結果出ず 千葉、得意のフクアリ愛媛戦でスコアレス

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[8.7 J2第27節 千葉0-0愛媛 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉愛媛FCの一戦は、0-0の引き分けに終わった。千葉は連敗を2で止めたものの、未勝利は4戦に伸びた。ここ10戦は1勝4分5敗と低調な成績となっている。

 現在、プレーオフ圏内と勝ち点差10の9位と低迷する千葉。25日には関塚隆監督を解任し、長谷部茂利コーチを昇格させる人事を発表するなど、危機を脱しようと必死な状況だ。今節はMF長澤和輝を出場停止で欠く布陣を強いられるが、過去、フクアリでは6戦全勝と相性の良い愛媛を相手に、浮上のきっかけを掴みたいところだ。先発メンバーではDF近藤直也が7試合ぶりに復帰した。

 対する愛媛もプレーオフ圏内とは勝ち点差11の12位。千葉同様、正念場を迎えている。前節の群馬戦では5試合ぶりとなる勝利を挙げた。4月以来の連勝でこちらも浮上のきっかけとしたいところだった。

 静かな前半になった。千葉はサイドからの崩しを試みるが、愛媛の冷静な守りに跳ね返されてしまう。前半26分に右クロスから流れたボールをFW町田也真人がボレーで狙ったが、シュートは枠外。同38分にはFWエウトンの浮き球パスでMF船山貴之が裏に抜け出しかけるが、戻ったDFのチェックに遭い、シュートまで持ち込めなかった。

 愛媛もチャンスは少ない。前半31分にゴール前でFKを獲得するが、MF内田健太のシュートは壁を直撃。後半に入りサイドからの攻撃を活発化させるが、3分のMF玉林睦実の右クロスをFW瀬沼優司が滞空時間の長いヘッドで合わせるが、ボールが枠に飛ぶことはなかった。

 前半にイエローカードを1枚貰い、さらにラフプレーも目立っていたエウトンを後半開始と同時に下げた千葉は、同15分にMF佐藤勇人を下げてMFアランダを投入。積極的な采配で、得点を奪いに行く。対する愛媛も同15分にMF河原和寿を下げて3試合ぶりのベンチスタートとなっていたMF安田晃大を投入。こちらも仕掛けの時間帯に入った。

 それでもなかなか均衡は破れない。後半24分にMF白井康介、同38分にFW西田剛を投入した愛媛に対し、千葉は同35分にMF井出遥也に変えてDF北爪健吾を投入。打つ手を使いつくして、互いに勝負の時間帯に入った。愛媛は西田がファーストタッチでサイドを抜け出し、狙い澄ましたクロスを入れたが、得点にはならなかった。

 結局試合はスコアレスドローで終了。勝ち点1差で迎えた中位同士の一戦は、勝ち点1ずつを分け合う結果に終わった。


●[J2]第27節 スコア速報

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