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川崎Fがホームで第1Sのリベンジ!福岡に3発快勝で第2S首位&年間1位キープ

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[9.10 J1第2ステージ第11節 川崎F3-1福岡 等々力]

 第2ステージ首位&年間勝ち点1の川崎フロンターレはホームで年間最下位のアビスパ福岡と対戦し、3-1で快勝した。6月18日に福岡ホームで行われた第1ステージ第16節では痛恨の2-2ドローに終わり、第1ステージ制覇を逃す要因となった因縁の相手に雪辱を果たし、第2ステージ首位と年間勝ち点1位の座をキープした。

 川崎Fは前節・柏戦(2-5)で負傷したDF井川祐輔に代わってDFエドゥアルドが6月18日の福岡戦以来、12試合ぶりの先発となり、3バックの中央でプレー。4月24日の浦和戦以来、20試合ぶりに先発したMF田坂祐介が3バックの右に入った。
 リーグ戦4連敗中の福岡は前節・磐田戦(2-3)から先発一人を変更。GK神山竜一に代わってGKイ・ボムヨンがゴールを守り、7月9日の横浜FM戦以来、9試合ぶりの先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 両チームが3-4-2-1のシステムを採用したミラーゲームは、しかし両サイドが積極的に高い位置を取る川崎Fが序盤から福岡を押し込む。前半14分にはMFエドゥアルド・ネットの縦パスを受けたFW小林悠がドリブルでPA内に切れ込み、左足でシュート。しかし、これはGKに弾かれ、このプレーで獲得した左CKもMF中村憲剛のキックに合わせたDF谷口彰悟のヘディングシュートはGKの正面を突いた。

 その後も川崎Fがボールポゼッションを高めて試合を支配。前半29分、セットプレーから均衡を破った。中村の左CKは前半15分の場面同様、ニアに鋭いボールを供給し、谷口がヘディングシュート。今度はきっちりコースを狙い、ゴール右隅に吸い込まれた。谷口の今季初ゴールで先制すると、その後も危なげない試合運びで前半を1点リードで折り返した。

 後半開始早々の2分には抜け目なく追加点を奪う。エドゥアルド・ネットの縦パスを受けた小林がマイナスに戻し、DF車屋紳太郎が左サイドからもう一度中に入れると、後方から走り込んできた中村がPA内に進入。MFダニルソンに体を入れられ、一度はボールを失ったが、ゴール前のルーズボールに対し、GKとの間に立ってキープの体勢に入ったダニルソンの背後から中村が左足を振り、ゴールネットを揺らした。

 中村は2試合ぶり今季7得点目。2-0とリードを広げると、後半15分には中村の縦パスを受けた小林がゴール前にラストパスを通し、走り込んだ大久保が右足ダイレクトで流し込んだ。大久保の4試合ぶり今季15得点目で3-0と突き放し、勝利を決定づけた川崎F。福岡は後半40分、途中出場のFW平井将生が強烈なミドルシュートを叩き込み、1-3と1点を返すが、反撃及ばず、5連敗を喫した。

(取材・文 西山紘平)

●[J1]第2ステージ第11節 スコア速報

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