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横浜FMが3発快勝で2連勝、年間14位新潟は今季3度目の3連敗

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後半3分に追加点を決めたMF中町公祐がチームメイトと喜ぶ

[9.17 J1第2ステージ第12節 横浜FM3-1新潟 日産ス]

 J1第2ステージは17日、第12節を行い、横浜F・マリノスはホームでアルビレックス新潟に3-1で快勝した。横浜FMは2連勝で、ホームでは7月13日の神戸戦(3-2)以来、5試合ぶりの白星。一方、年間14位で残留争いの渦中にある新潟は今季3度目の3連敗となった。

 横浜FMはFWカイケが累積警告で出場停止。前節・仙台戦(1-0)からは先発2人を変更し、DF金井貢史が2試合ぶり、MFマルティノスが3試合ぶりに先発した。右足甲の負傷で離脱していたMF中村俊輔は7月23日の磐田戦(1-1)以来、7試合ぶりのベンチ入りを果たしたが、出場機会はなかった。
 2連敗中の新潟は前節・名古屋戦(0-1)から先発2人を変更。MF小林裕紀が2試合ぶり、MF成岡翔が4試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 DF大野和成とDF舞行龍ジェームズを故障で欠く新潟は前節に続いてDF松原健、DF増田繁人、DF西村竜馬が3バックを形成。守備時は両ウイングバックのMF小泉慶、DFコルテースも最終ラインまで下がる5バックで守りを固めた。

 新潟の分厚い守備を攻めあぐねる横浜FMは前半11分、兵藤の左CKがファーサイドに流れてきたボールをFW伊藤翔がトラップからシュート。セットプレーからチャンスをつくるが、GK守田達弥の好セーブに阻まれた。その後もなかなか決定機をつくれずにいたが、前半29分、金井の左クロスに対してニアで新潟DF増田がかぶり、ゴール前に抜けてきたボールをMF兵藤慎剛が右足でゴール左隅に蹴り込んだ。

 兵藤は2戦連発の今季2得点目。横浜FMがリードを奪うと、1点を追う展開となった新潟も徐々に前への姿勢を強める。前半44分、ハーフウェーライン付近からMFレオ・シルバがドリブルで持ち上がり、PA内でラストパスを受けたFWラファエル・シルバが反転しながら左足でシュート。しかし、ここはGK榎本哲也が弾き出し、前半は横浜FMの1点リードで折り返した。

 横浜FMは後半立ち上がりの3分、金井の左クロスのセカンドボールにDF栗原勇蔵が素早く反応。後方から走り込んでボールを奪うと、PA正面から右に流し、MF中町公祐が右足ダイレクトでゴール左隅に流し込んだ。中町は5試合ぶり今季5ゴール目。2点ビハインドとなった新潟は後半10分、MF野津田岳人に代えてFW山崎亮平を投入した。

 高い位置から積極的にプレッシャーをかける新潟は後半13分、敵陣でボールを奪ったコルテースの縦パスを山崎が落とし、小林が右足でシュートを打ったが、ゴール上へ。それでも同22分、コルテースの左クロスがDF小林祐三に当たってコースが変わり、ファーサイドに抜けてきたボールをラファエル・シルバが右足で押し込んだ。

 1点を返し、勢いに乗りたい新潟だったが、直後の後半26分、横浜FMはカウンターから途中出場のMF天野純がドリブルで持ち上がり、PA右のMF前田直輝へ。前田は落ち着いて利き足の左足に持ち替え、ゴール左隅へ叩き込んだ。今季、東京Vから完全移籍で加入した前田は待望の移籍後初ゴール。3-1と突き放した。

 再び2点を追う展開となった新潟は後半29分、西村に代えてFW指宿洋史を投入し、4バックにシステムを変更。攻撃の枚数を増やし、ゴールを目指したが、2点目が遠かった。横浜FMは後半31分、伊藤に代わってMF齋藤学が1トップに入り、そのまま3-1で逃げ切り勝ち。ホームで約2か月ぶりの勝ち点3を手にした。

(取材・文 西山紘平)

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