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横浜FCが2点先行も長崎が追いつく…PO進出へ生き残りかけた戦いはドロー決着

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[10.8 J2第35節 横浜FC 2-2 長崎 ニッパツ]

 J1昇格プレーオフ進出に望みをつなぎたい横浜FCV・ファーレン長崎の対戦は、2-2で引き分けに終わった。横浜FCは連敗をストップさせ、長崎は8月7日の第27節・熊本戦以来の白星とはならなかった。

 今季3度目の対戦となる両者。4月29日の第10節、9月3日の天皇杯2回戦と、横浜FCが勝利しているが、この試合を動かしたのも横浜FCだった。前半8分、左サイドをFW津田知宏がDF村上佑介を引き連れながら強引に突破。ライン際からマイナスに折り返したボールをFWイバが左足で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。さらに同20分、FW津田知宏がPA内でDF坂井達弥に倒され、PKを獲得。キッカーのイバが落ち着いてGK大久保択生の逆に蹴り込み、2-0とリードを広げた。

 長崎が反撃に出る。前半26分、FW永井龍がDF西河翔吾に手を使って倒され、PKを獲得。これを永井自らが右足でゴールネットに突き刺し、1点差とする。さらに同31分、大きなサイドチェンジからPA左に切れ込んだMF岸田翔平が左足を振り抜くもクロスバーを直撃。前半終了間際には立て続けにシュートまで持ち込んだが、同点に追いつくことはできなかった。

 後半は運動量とポゼッションを高めて長崎が攻勢に出る。同17分、ゴール正面でパスを受けたMF白星東が反転から素早く右足を振り抜くと、枠を捉えたがGK南雄太の好セーブに遭い、惜しくも右ポストを叩く。同34分には横浜FCに決定的な場面を作られたが、これをしのぐと同37分にカウンターから同点に追いつく。右サイドでボールを受けたDF村上佑介が右足でクロスを送ると、ゴール前に走り込んだ永井のピッタリ合い、左足ダイレクトで合わせ、2-2。試合を振り出しに戻した。

 直後にイバに代えてFW三浦知良を投入した横浜FCだが、なかなか流れは変わらず。後半41分には右CKからFW佐藤洸一にヘディングシュート。これはGK南が左手一本で掻き出したが、同43分の三浦のミドルシュートも枠を外れ、勝ち越すことはできなかった。試合はそのまま2-2で終了。横浜FCにとっては勝ち点2を取りこぼす結果に終わった。


●[J2]第35節 スコア速報

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