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J1リーグ、来季から1ステージ制が復活…「サマーブレイク期間」も創設

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14年シーズンの1ステージ制はJ2から昇格したばかりのG大阪が制した

 Jリーグは12日、都内で理事会を開き、2017シーズンからJ1リーグの大会方式を1ステージ制に変更することを決定した。1ステージ制は14年以来、3年ぶりの復活となる。

 15年から2ステージ制を復活させた背景には、「Jリーグへの関心度の低さ」「テレビ放送の減少」「放映権料やスポンサー収入の頭打ち」「入場者数の微減」などが挙げられ、Jリーグの「収入増」と「メディア露出増」の両方を実現するために新たな大会方式として導入された。

 村井満チェアマンは露出度増や入場者増など「2年間の手応えはあった」と2ステージ制を振り返った。しかし、『2ステージ制+チャンピオンシップ』による日程面での課題、ファン・サポーターや選手会にヒアリングを行った結果、1ステージ制復活を望む声が多かったこと、そして今年7月に英動画配信大手のパフォーム・グループが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)と17年より10年間、約2100億円の放映権契約を締結したことも後押しとなり、1ステージ制を復活させることになった。

 3年ぶりの1ステージ制は、ホーム&アウェー総当たりのリーグ戦方式となり、海外ビッグクラブの招へいや海外遠征を行う『サマーブレイク期間』が創設されることも発表された。「Jリーグにとって大事なのは、世界のトップクラブと競い合いながら、我々のギャップを認識し、それを埋めていく算段をつけていく。基本的には強化を前提としながらも、結果的にレベルの高い試合を見てもらうことで、関心度を上げていければと考えている」と村井チェアマンは創設の意図を語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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