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京都が直接対決制し、岡山と勝ち点で並ぶ…FW矢島卓郎が移籍後リーグ戦初ゴール

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[10.30 J2第38節 京都2-0岡山 西京極]

 J2は30日、第38節を開催し、京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場ではともにプレーオフ圏内につける勝ち点60で6位の京都サンガF.C.と同63で5位のファジアーノ岡山が対戦。前半3分に先制した京都が後半39分に追加点を奪って2-0の完封勝利を収め、岡山に勝ち点63で並んだ(得失差+16で岡山が5位、+14で京都が6位)。

 前半2分にゴールを脅かしたのはアウェーの岡山だった。MF片山瑛一のロングスローがゴール前まで届くと、PA内のFW藤本佳希が至近距離からシュートを狙うも、体を投げ出したGK菅野孝憲にストップされて先制点を奪うには至らない。

 すると危機をしのいだ京都が直後の前半3分に先制に成功する。後方から送られたボールを右サイドで受けたFWイ・ヨンジェがクロスを送ると、ワンバウンドしたボールをFWエスクデロ競飛王がダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 1点を先行された岡山は前半28分、MF矢島慎也が自陣から送った鮮やかなスルーパスで抜け出した藤本がPA内までボールを運んだが、距離を詰めた菅野に阻まれてしまう。さらに同35分にはMF伊藤大介のグラウンダーのクロスをゴール前の藤本が合わせたものの、好反応を見せた菅野に止められてしまった。

 1-0と京都がリードしたまま後半を迎えると、後半11分に左サイドを突破したエスクデロのグラウンダーのクロスの流れから、MFダニエル・ロビーニョの落としに対して走り込んだMFアンドレイが右足シュートで狙うも、ボールはポストを叩いてしまう。

 しかし同39分、アンドレイのスルーパスから抜け出したFW矢島卓郎が自身移籍後リーグ戦初得点となるゴールを奪ってリードを広げる。その後は岡山の反撃をしのぎ、そのまま逃げ切った京都が2-0の完封勝利を収め、この日43歳の誕生日を迎えた石丸清隆監督に最高のバースデープレゼントを贈った。


●[J2]第38節2日目 スコア速報

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