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J2降格名古屋、功労者に「突然」の非情通達…“プロホペイロ”松浦氏退団へ

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主力選手が退団する中で、功労者の“プロホペイロ”松浦氏も退団することになった

 名古屋グランパスのホペイロ(用具担当)を務めていた松浦紀典氏(45)が今季限りで退団することが決まった。30日に更新した自身のブログで発表している。

 松浦氏はスパイクなどのケアや用具の管理などを一手に引き受ける専門家として名の知れた人物で、自身も日本人初のプロのホペイロを名乗り、活躍を続けてきた。1993年にV川崎(現東京V)でキャリアをスタートさせると、2003年から名古屋に移籍。過去に名古屋に在籍し、現在は欧州でプレーする日本代表FW本田圭佑や同DF吉田麻也らのスパイクの管理は、現在も松浦氏が行っている。

 初のJ2に降格する名古屋は今オフ、DF田中マルクス闘莉王やMF小川佳純といった功労者に契約非更新を通達。チームの改革に乗り出しているが、裏方も例外ではないようだ。「グランパスに骨を埋める覚悟で」いたという松浦氏に、クラブは非情通告を行った。

「今現在、あまりにも突然のことでしたので驚いています…」

「11月3日からの現実を受け入れられない日々を過ごしていましたが、気持ちの整理もだいぶでき、個人的に来季は経験のしたことがないJ2のステージで仕事をするので、J2経験者の方々に色々教えて頂きながら来季の準備を進めていました。そんな中、チームから契約満了の通達をもらいました。愛する我がチームの名古屋グランパスで仕事ができなくなるのが非常に残念で悔いが残ります」

 今後については未定を強調。「突然のことでしたので、来季の自分は何をしているか?まだ何も決まっていませんが、名古屋グランパスの事はどこにいても応援させて頂きます…」とすると、「いつの日か大好きなグランパスに戻れる様に、これからもがんばります!」と最後まで“グランパス愛”を綴った。

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