名古屋からジュビロ磐田に完全移籍したFW川又堅碁は「今まで以上に努力して、毎試合良いパフォーマンスを出せるようにしたい」と決意を表した。

　新体制発表記者会見でサックスブルーのユニフォームに袖を通した川又は、「まだちょっと違和感が…」と本音をポロリ。それはなぜかというと、愛媛(特別指定)、新潟、岡山、名古屋とこれまで在籍したクラブでは、「濃い色のユニフォームを着てきた」から。しかし、「でも逆に顔が濃いので、こういう色も良いと思う」と答え、報道陣の笑いを誘った。

　FWである以上、当然ゴールが求められる。「まずはシュートを打たないとゴールは決まらない」と強調。「僕はシュートが多い方ではないので、一試合でのシュート5本が目標。その中でチームが勝つための選択肢を増やしていきたい」とゴールへの貪欲な姿勢を示しつつ、状況に応じたプレーでチームに貢献しようとしている。

　ともに移籍組のMF中村俊輔とのプレーも待ちわびているようで、「俊さんから良いボールをもらえるように要求し、良いコンビができるように準備したい」と力強く語った。「期待してもらっても、ピッチでやれなければ意味がない」。覚悟を決めた点取り屋は、シーズン開幕に向けて着々と準備を進める。

(取材・文　折戸岳彦)

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