beacon

広島の補強隠し玉?千葉和彦「アメリカの“FCサプリメント”から期限付き移籍を終えて帰ってきました」

このエントリーをはてなブックマークに追加

自虐ネタを交え、ファンに健在ぶりをアピールした広島DF千葉和彦

 サプリメントによるドーピング騒動を乗り越えたサンフレッチェ広島DF千葉和彦の“自虐ネタ”が話題となっている。

 広島は15日、ファンに向けた「シーズン・イン・イベント2017」を開催。メインイベントとして新加入選手のトークショーも行われた。

 開始とともに新加入6選手が次々とステージに上がる中、最後に登場したのは千葉。先頭から順に自己紹介を行うと、マイクを持った千葉は「みなさんこんにちは!アメリカの“FCサプリメント”から期限付き移籍を終えて帰ってきました千葉です。本年もよろしくお願いいたします!」と、いきなりの自虐ネタでファンや選手の爆笑を誘った。

 司会者も「アメリカのFCサプリメントからお帰りなさい」と千葉のボケに乗っかると、千葉はさらに「アメリカのFCサプリメントから2か月の期限付き移籍完了です!」と繰り返した。

 千葉は司会者からの「みなさんのお帰りなさいというコールはどうでしょうか」という質問に対し、「いや〜、ありがたいですね。本当にうれしいですね。向こうではなかなか結果を出せなかったんですけども。練習参加もできない状況で、悶々とする日々だったんですけれど、なんとか広島に帰ってきたいという一心で神に祈り続けた結果、今こうしてこの場に立つことができて…あざす!」と、本音も交えながら感謝。その後、新加入選手の質疑応答では新たなチームメイトたちを一人一人イジるなど、最後までイベントを盛り上げた。

 千葉は昨年9月25日に実施されたドーピング検査において、禁止物質(特定物質)のメチルヘキサンアミンが検出されたため、10月21日付で暫定的資格停止の通知を受けた。公式戦を含め、チームでの活動全てを禁止されていたが、12月20日付で暫定的資格停止措置が解除。原因は、ドーピング禁止物質を含まず安全であると判断したサプリメントを服用したことによるものと説明されていた。

 暫定的資格停止措置には催事への参加禁止も含まれており、久々の公の場だった千葉。昨季のシーズン終盤を棒に振り、コンディションも懸念されるが、同イベントでは「風にも負けず、そして切れ痔にも負けず、丈夫な身体をまず作って、そして『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな』の精神に常にのっとり、 いいサプリメントがあるよと言われても強い精神でキッパリと断る。そういう自分に今年はなりたいと思います。 よろしくお願いします!」と力強く決意表明。少なくとも、トーク力は全く衰えていないようだった。


●2017シーズン新体制&背番号一覧

TOP