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「圧倒して勝ちたかった」鹿島の新9番・鈴木優磨は技ありゴールにも不満顔

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鹿島はMF鈴木優磨が後半4分に決勝点

[2.6 DAZNニューイヤー杯宮崎R 鹿島1-0福岡 宮崎県陸]

 決勝点にも表情は険しかった。鹿島アントラーズは後半4分にDF三竿雄斗の左CKにMF鈴木優磨が左足で合わせ、先制点。滑り込みながらしっかりゴール左隅に流し込む技ありゴールだった。

「いいボールが来たので合わせるだけだった」。そうアシストに感謝した鈴木だが、チームとして得点はこの1点のみに終わり、「圧倒して勝ちたかった。今日はチームとして課題が残った試合」と不満げだった。

「自分もまだ判断が遅いし、チームとしても遅い。もっとテンポを上げていかないといけない」。ボールは支配するものの効果的な崩しが少なく、シュートも90分間で7本。試合展開からすれば物足りない数字だった。

 4-4-2の左サイドハーフで先発した鈴木だが、後半途中からはFW土居聖真とポジションを入れ替え、2トップの一角に入った。「相手が引いていたので、背負ってプレーするのは俺のほうが得意。(土居)聖真くんとも話して、『変わったほうがいい』と言ってくれた」と、後半33分に交代するまで前線でプレーした。

 サイドハーフ、FWという2つのポジションで開幕スタメンをアピールした鹿島の新9番。昨季の31試合8得点を上回るゴール量産を目指し、「今年もたくさん点が取れるように頑張りたい。まだシーズンは始まってない。シーズンで取れるような準備をしていきたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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