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場内騒然…ホーム讃岐が後半にATに逆転するも町田がラストプレーで追いつく

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[3.5 J2第2節 讃岐2-2町田 ピカスタ]

 J2第2節2日目が5日に行われた。カマタマーレ讃岐はホームでFC町田ゼルビアと対戦。一時は逆転に成功するも、ラストプレーで追いつかれ、2-2で引き分けた。両チームとも開幕2試合を終え、1分1敗と未勝利。次節は町田が岡山と、讃岐が愛媛とそれぞれホームで対戦する。

 開幕戦を落としたチーム同士の一戦。先に仕掛けたのはホームの讃岐だった。前半3分、FW木島徹也が左サイドからクロスを供給し、MF仲間隼斗が飛び込むが、頭にうまく合わせられず。同6分にはお返しとばかりに右サイドの仲間のクロスから、PA内中央の木島が両足を地面に着けたままヘディングシュート。しかし、GK高原寿康に防がれた。

 町田は時間の経過とともにペースを引き寄せると、前半21分にPA右外でFW戸島章がボールを奪い、PA内へパスを出す。受けたMF森村昂太が反転から左足を振り抜くも、シュートはDFに当たって枠外へ。同26分には左サイド高い位置のFKから森村がクロスを送り、プロ入りから昨季まで4シーズン讃岐で過ごしたDF藤井航大がヘディングで古巣のゴールを襲う。だが、枠をとらえられなかった。

 守勢の讃岐は前半42分、裏へ抜け出した仲間がPA内で元同僚の藤井に後ろからスライディングで倒されるが、ノーファウルの判定。すると同45分、優勢だった町田が先制に成功する。

 右サイドのスローインを戸島が受け、縦に運んでゴールライン際から右足で低いクロス。PA内中央のFW中島裕希が右足で合わせ、冷静にゴール左へ流し込んだ。町田はこれがチームとしての今季初得点。昨季14得点でチームトップスコアラーとなったベテランの一発で、いい時間帯にリードを奪った。

 1点を追いかける讃岐は後半5分に左サイドからのロングボールを仲間が受け、丁寧に落とす。北九州から新加入のFW原一樹がダイレクトで右足のシュートに持ち込むが、GKにセーブされた。

 後半12分には追加点を狙う町田も反撃。MF谷澤達也が左サイドからクロスを上げ、飛び出したGK清水健太にクリアされるも、こぼれ球がファーの中島のもとへ。中島は山形時代に3年間チームメイトだったGK清水が守るゴールへ向かって左足のボレーを放つが、右手で弾き出された。

 後半に入り、徐々に攻撃の形を作り始めた讃岐。後半19分にPA内左にドリブルで切れ込んだDF西弘則が右足でシュートを打つも、GK高原が立ちはだかる。同21分には左CKの流れからPA内右のDFエブソンが左足で柔らかいクロスを送ると、ファーのDF李栄直が豪快なボレー。自身のJ2通算50試合出場を祝うゴールかと思われたが、惜しくもクロスバーに嫌われた。

 それでも後半37分に同点弾を奪取。左CKをGK高原に弾かれ、PA手前中央でこぼれ球を拾ったDF西弘則がDFをかわして右横の仲間にパス。仲間はノートラップから右足アウトにかけたシュートをゴール右に突き刺した。

 さらに讃岐は後半アディショナルタイム1分、右サイドからMF高木和正が左足でクロスを送ると、ニアでDFに触られてファーへ流れたボールに途中出場のMF馬場賢治が反応。左足のダイレクトシュートを突き刺し、土壇場で逆転する。

 しかし、ここで試合は終わらなかった。後半アディショナルタイム5分にパワープレーで左CKを獲得した町田。キッカーのMF吉濱遼平が左足でクロスを蹴り込み、ファーのDF深津康太がヘッドで折り返すと、最後はDF松本怜大が右足で押し込んだ。これがラストプレーとなり、2-2で試合終了。目まぐるしく動いたアディショナルタイムの攻防に、スタジアムは騒然とした雰囲気になった。


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