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「勝ちに等しい試合」木山マジック炸裂の山形が湘南撃破、今季初3連勝で6戦負けなし

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[5.27 J2第16節 湘南0-1山形 BMWス]

 木山隆之監督の采配がズバリ的中した。2位湘南ベルマーレのホームに乗り込んだ10位モンテディオ山形は、スコアレスで迎えた後半アディショナルタイム2分、途中出場のFW中山仁斗が決勝ゴールを奪取。山形は前節の山口戦(3-2)に続くアディショナルタイム弾で今季初の3連勝を飾り、6試合負けなし(3勝3分)とした。

 ホームの湘南に対し、終盤は攻め込まれる時間が続いた山形。チームを救ったのは途中出場の中山だった。後半30分に「どんどんシュートを打っていけ」と指示を受けて投入されていたストライカーは、同アディショナルタイム2分にMF瀬沼優司から縦パスを受ける。右から走り込んだ瀬沼へのリターンの選択肢もあったが、トラップと同時に前を向くと、PA手前右から迷わず左足を強振。「いいコースに飛んでくれて良かったです」という強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さり、これが決勝ゴールとなった。

 山形は前節の山口戦に続き、再び土壇場の決勝点でつかんだ劇的な勝利。自身の交代策が的中する形となった木山監督は、「(湘南は)能力のある相手なので、まずアウェーでしっかり守りながら攻めていこうということをメインにしていた」と明かし、狙いがはまった「勝ちに等しい試合」と自信を持って話した。

 一時は勝利から見放される時期もあった山形だが、今季初の3連勝を達成するとともに、今季最長の6試合無敗とした。「サッカーの中身だけでなく、90分を通して粘り強く最後まで走っていく、最後まで勝つのを諦めずにやっていくのが自分たちの1つのテーマ」。木山監督のチーム作りが徐々に結果へと表れ始めている。

「勝てない時期もあったんですけど、みんなでしっかり練習に取り組みながら成長していると思うので、歩みを止めないように頑張りたいと思います」。山形の新指揮官は目標のJ2優勝へ向け、今後もブレることなく突き進む。


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