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松本が後半怒涛の4ゴール!金沢との“北信越ダービー”を制して6戦ぶり白星

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[5.28 J2第16節 金沢0-4松本 石川西部]

 J2リーグは28日、第16節2日目を行った。石川県西部緑地公園陸上競技場で開催されたツエーゲン金沢松本山雅FCによる“北信越ダービー”は、4-0で松本が快勝。6試合ぶりの白星を飾った。一方で金沢は2連敗で4試合白星なし(2分2敗)となった。

 ここ5試合勝利ない(2分3敗)松本は立ち上がりからMF石原崇兆が積極的にシュートを打ち込んでいく。前半5分、GK村山智彦のロングボールにFW高崎寛之が競り勝ち、石原がPA右から右足を振り抜くが、GK白井裕人に防がれてしまう。29分には、自陣でボールを奪い、石原がドリブルで中央を突破。相手DFを抜き切る前に右足シュートを放つが、GK白井のファインセーブに阻まれた。

 前節・福岡に0-5で大敗を喫した金沢は、遠い位置からのシュートが多かった。前半31分、PA外にこぼれたボールにMF宮崎幾笑が反応し、難しいバウンドとなったが右足一閃。強烈なシュートが枠を捉えたが、GK村山智彦の正面に飛んでしまい、弾き出された。

 均衡は後半21分に破れた。松本はMF工藤浩平が相手を引き付けながら右サイドから斜めに中央に切れ込み、ラストパスを受けた石原が左足シュート。相手に当たったボールがクロスバーを叩いてゴールネットを揺らし、松本が先制に成功する。さらに同24分、右サイドから石原が低い弾道のクロスを入れ、工藤が右足で押し込み、2-0とリードを広げた。

 松本は直後の後半25分にも追加点を奪う。右サイドから宮阪が中央にパスを送ると、MF岩間雄大がスルーして一気に裏へ走り込む。これを見た工藤がダイレクトで岩間につなぎ、左足シュート。角度はなかったが、流れるような連携から試合を決定づける3点目を奪った。

 わずか5分で3点を奪った松本だが、攻撃の手を緩めることはなかった。後半38分、途中出場のFW山本大貴がスピードに乗ったドリブルで左サイドを駆け上がり、PA左から中央に折り返すと、ニアに入ってきた高崎が滑り込みながらこのボールに合わせ、4-0とした。

 松本は後半アディショナルタイム2分、裏に抜け出した山本がDF廣井友信に倒されて、PA手前でFKを獲得。廣井は決定機阻止でレッドカードを提示され、退場となった。このFKは枠を外れたが、松本が4-0で勝利。これまでのうっ憤を晴らすような快勝劇となった。


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