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元Jリーガーの38歳ノヴァコヴィッチが現役引退へ…大宮や清水、名古屋でプレー

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現役引退するノヴァコヴィッチ

 スロベニアサッカー協会は9日、FWノヴァコヴィッチ(38)が現役引退することを発表した。10日に行われるW杯欧州予選マルタ戦が現役最後の試合となる。

 1998年7月にオーストリアのクロッパイナーでプロキャリアをスタートさせたノヴァコヴィッチ。その後、オーストリアのクラブで経験を積み、05年7月にブルガリアのリテックス・ロベチ、06年8月にケルンに移籍した。翌07-08シーズンには20得点でブンデスリーガ2部で得点王に輝き、チームの1部昇格に大きく貢献。しかし11-12シーズンに2部降格が決まってしまい、大宮アルディージャにレンタル移籍することとなった。

 日本にやってきたノヴァコヴィッチは、大宮でクラブ史上初となるJ1でのハットトリックを達成するなど活躍。契約満了となった14年には清水エスパルスに完全移籍し、同クラブでもチームの大黒柱として奮闘した。しかし15年に移籍した名古屋グランパスでは先発での起用が少なく契約満了。日本でプレーした4シーズンでJ1通算98試合に出場し、35得点を記録した。

 自身のプロキャリアで初の母国リーグ、マリボルに加入したノヴァコヴィッチは、在籍した2シーズンで公式戦47試合に出場し、19ゴールを記録。今シーズンはリーグ戦26試合で11ゴールを記録していた。

 スロベニア代表としては、2006年2月からプレーしていた。主要な国際大会は2010年の南アフリカW杯の出場のみにとどまったが、スロベニア代表史上最多の79試合で31ゴールを記録している。

 協会を通じてノヴァコヴィッチは、「代表として、プロとしてキャリアを終了するときがきた。明日は代表での最後の試合となるだろう。僕は家族に感謝したいし、もちろん長い間僕を支えてくれたスロベニア国民にも感謝したい。代表チームのためにプレーすることは名誉でした。今、僕は人生の新たなステップを踏み出します」と感謝の言葉を述べた。


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