川崎Fは阿部が決勝ミドルで7戦5発!塩谷UAE移籍の広島は連敗で17位後退
[6.17 J1第15節 川崎F1-0広島 等々力]
川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、MF阿部浩之の決勝ゴールで1-0で競り勝った。川崎Fは2試合ぶりの白星。降格圏の16位に低迷する広島は2連敗で3試合勝ちなし(1分2敗)となった。
川崎Fは前節の横浜FM戦(0-2)から先発4人を変更した。MF大島僚太とDFエドゥアルドが2試合ぶりに先発し、DF登里享平も5試合ぶりの先発。右脛骨骨折で長期離脱していたMFエウシーニョは今季初出場初先発となった。
広島はアルアイン(UAE)への移籍が発表されたDF塩谷司がメンバー外となり、MF丸谷拓也がボランチで8試合ぶりに先発。DF野上結貴が3バックの右にポジションを下げ、塩谷の穴を埋めた。[スタメン&布陣はコチラ]
試合は静かな立ち上がりを見せたが、前半16分、広島MF青山敏弘の大島に対するファウルで両チームの選手がエキサイト。MFエドゥアルド・ネットが青山を両手で突き倒すなど小競り合いに発展した。このプレーで青山とエドゥアルド・ネットに対してイエローカードが提示された。
このプレーでFKを獲得した川崎FはMF中村憲剛が横に流して大島が右足で強烈なミドルシュートを狙うと、至近距離で広島MF柏好文の頭部を直撃。ピッチに倒れ込んだ柏は脳震盪を起こしたか、プレー続行不可能と判断され、そのまま担架で運び出された。
広島は柏に代えてMF清水航平を投入し、アクシデントで最初のカードを切る。その後も試合は膠着状態が続き、互いに決定機をつくれないまま時間だけが経過。前半42分、広島は青山のアーリークロスからMF柴崎晃誠がヘディングシュートを放つが、ゴール右に外れ、前半はスコアレスで折り返した。
前半から攻撃時のポジションは流動的だった川崎Fだが、後半開始からFW小林悠と阿部が位置を入れ替え、小林がセンターフォワード、阿部が左サイドハーフに回った。すると後半の立ち上がりから攻勢を強め、後半11分、エドゥアルド・ネットの縦パスをエウシーニョがつぶされながらもポストプレー。PA左手前でトラップした阿部が左足を振り抜き、豪快にゴール左下隅にねじ込んだ。
2試合ぶり今季5ゴール目の阿部は故障から復帰後、7戦5発となった。1点を追う展開の広島は後半22分、丸谷に代えてMF森島司を投入。柴崎がボランチにポジションを下げ、森島は2シャドーの一角に入った。同28分にはMFミキッチの右クロスにFW皆川佑介が打点の高いヘディングで合わせ、ワンバウンドしたボールがクロスバーを叩く。跳ね返りに森島が詰めたが、一歩早く大島がヘディングでクリアし、同点ゴールとはならなかった。
川崎Fは後半33分、エウシーニョに代えてDF奈良竜樹を投入し、最初のカードを切る。3バックにシステムを変更し前線は中村を中央に、右に小林、左に阿部となった。同39分には中村に代えてFW家長昭博を投入。広島も同40分、最後の交代枠でミキッチに代わってFW宮吉拓実が入り、皆川と2トップを組んだ。
攻撃の枚数を増やし、必死に同点ゴールを目指した広島だが、後半アディショナルタイム、PA内左から清水が右足でシュートを打った決定機もGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれる。最後まで1点が遠く、そのまま0-1で零封負け。2連敗で順位も大宮に抜かれ、17位に後退した。
(取材・文 西山紘平)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第15節1日目 スコア速報
川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、MF阿部浩之の決勝ゴールで1-0で競り勝った。川崎Fは2試合ぶりの白星。降格圏の16位に低迷する広島は2連敗で3試合勝ちなし(1分2敗)となった。
川崎Fは前節の横浜FM戦(0-2)から先発4人を変更した。MF大島僚太とDFエドゥアルドが2試合ぶりに先発し、DF登里享平も5試合ぶりの先発。右脛骨骨折で長期離脱していたMFエウシーニョは今季初出場初先発となった。
広島はアルアイン(UAE)への移籍が発表されたDF塩谷司がメンバー外となり、MF丸谷拓也がボランチで8試合ぶりに先発。DF野上結貴が3バックの右にポジションを下げ、塩谷の穴を埋めた。[スタメン&布陣はコチラ]
試合は静かな立ち上がりを見せたが、前半16分、広島MF青山敏弘の大島に対するファウルで両チームの選手がエキサイト。MFエドゥアルド・ネットが青山を両手で突き倒すなど小競り合いに発展した。このプレーで青山とエドゥアルド・ネットに対してイエローカードが提示された。
このプレーでFKを獲得した川崎FはMF中村憲剛が横に流して大島が右足で強烈なミドルシュートを狙うと、至近距離で広島MF柏好文の頭部を直撃。ピッチに倒れ込んだ柏は脳震盪を起こしたか、プレー続行不可能と判断され、そのまま担架で運び出された。
広島は柏に代えてMF清水航平を投入し、アクシデントで最初のカードを切る。その後も試合は膠着状態が続き、互いに決定機をつくれないまま時間だけが経過。前半42分、広島は青山のアーリークロスからMF柴崎晃誠がヘディングシュートを放つが、ゴール右に外れ、前半はスコアレスで折り返した。
前半から攻撃時のポジションは流動的だった川崎Fだが、後半開始からFW小林悠と阿部が位置を入れ替え、小林がセンターフォワード、阿部が左サイドハーフに回った。すると後半の立ち上がりから攻勢を強め、後半11分、エドゥアルド・ネットの縦パスをエウシーニョがつぶされながらもポストプレー。PA左手前でトラップした阿部が左足を振り抜き、豪快にゴール左下隅にねじ込んだ。
2試合ぶり今季5ゴール目の阿部は故障から復帰後、7戦5発となった。1点を追う展開の広島は後半22分、丸谷に代えてMF森島司を投入。柴崎がボランチにポジションを下げ、森島は2シャドーの一角に入った。同28分にはMFミキッチの右クロスにFW皆川佑介が打点の高いヘディングで合わせ、ワンバウンドしたボールがクロスバーを叩く。跳ね返りに森島が詰めたが、一歩早く大島がヘディングでクリアし、同点ゴールとはならなかった。
川崎Fは後半33分、エウシーニョに代えてDF奈良竜樹を投入し、最初のカードを切る。3バックにシステムを変更し前線は中村を中央に、右に小林、左に阿部となった。同39分には中村に代えてFW家長昭博を投入。広島も同40分、最後の交代枠でミキッチに代わってFW宮吉拓実が入り、皆川と2トップを組んだ。
攻撃の枚数を増やし、必死に同点ゴールを目指した広島だが、後半アディショナルタイム、PA内左から清水が右足でシュートを打った決定機もGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれる。最後まで1点が遠く、そのまま0-1で零封負け。2連敗で順位も大宮に抜かれ、17位に後退した。
(取材・文 西山紘平)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第15節1日目 スコア速報