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“皆が格上と認めていた浦和”に逆転勝利!! 磐田DF大井「自信につながる」

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先制点を奪ったジュビロ磐田DF大井健太郎

[6.18 J1第15節 浦和2-4磐田 埼玉]

 粘り強く戦った。浦和に一時は逆転されたジュビロ磐田。しかし、後半23分からのわずか13分間で3点を奪って試合をひっくり返し、4-2の逆転勝利を収めた。

 スコアレスのまま進んだ試合を動かしたのはDF大井健太郎だった。前半36分、左サイドからMF宮崎智彦が蹴り出したFKは「ボールの軌道と強さを見て、(川又)堅碁の方に行くだろうと思った」(大井)との言葉どおり、FW川又堅碁が構えるファーサイドへと向かう。すると川又は、マークについていたDF槙野智章、そしてボールに向かって飛び出したGK西川周作に競り勝ってヘディングで折り返した。

「西川くんの動きも見えていたので、もしかしたらこぼれるかなと思ってポジションを取った」。逆サイドで待ち構える大井が、MF阿部勇樹に競り勝ってネットを揺らし、先制点となるゴールが生まれた。「堅碁が頑張ってくれたし、たまたま良いところに来てくれて良かった」と喜びを表した。

 しかし、前半43分と後半11分にMF阿部勇樹にゴールを奪われて、浦和に逆転を許してしまう。アウェーの地でビハインドを背負うことになったが、チームに焦りはなかった。「2-1のままいって、どこかで1点取ってドローで終えればアウェーチームとしては合格点かなと思って、粘り強くやろうということは話していた」。すると浦和に追加点を許さなかったチームは、同13分に同点、同19分に逆転、そして同25分にダメ押しゴールを奪い、4-2の逆転勝利を収めた。

「4-2まで行けたのは前の選手の頑張りだと思う。相手のミスを見逃さなかったアダ(アダイウトン)とかが、いつも狙っていてくれたし、チームとして皆が集中できていたと思う」

 この勝利でG大阪に続く大物食いに成功。「皆が格上と認めていた浦和相手に挑戦心をしっかり持って戦えたことが良かったし、それに結果がついてきた。まだまだ直さないといけないところはあるけど、チームとしてやっていることに間違いないと、自信につながる連勝になったと思う」と胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)
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