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山形の元市船コンビが千葉から2点…木山監督「ヤマもアユも、もっともっとやれる」

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山形FW永藤歩(左)とDF山田拓巳が千葉戦でゴール(写真は市船時代)

[8.20 J2第29節 山形2-2千葉 NDスタ]

 J2第29節が20日に開催され、モンテディオ山形はホームでジェフユナイテッド千葉と対戦し、2-2で引き分けた。山形のスコアラーは、ともに千葉県の市立船橋高出身のDF山田拓巳(27)とFW永藤歩(19)。市立船橋“先輩後輩”のアベックゴールはクラブ初となった。

 2007年に夏の総体を制した市立船橋メンバーの山田。2008年の加入から山形一筋プロ10年の右サイドバックは前半40分、MF佐藤優平からの右CKのこぼれ球に反応し、右足でシュートを放つ。一度は相手DFにブロックされるも、セカンドボールをMF本田拓也が落とし、再び右足を振り抜いた山田が豪快な一撃をゴール左に突き刺した。

 山田にとっては、2014年11月9日のJ2第40節・福岡戦(2-1)以来、約3年ぶりとなるホームでの得点。これが今季初ゴールにもなったが、後半11分と同42分に千葉FWラリベイから2点を奪われ、1-2と試合をひっくり返される。

 敗戦濃厚の後半アディショナルタイム4分、チームを救ったのは途中出場の永藤だった。山田のロングパスから、MF瀬沼優司が飛び出した相手GKとDFの連携ミスを突くと、ボールを譲り受けた永藤が遠い位置から右足でガラ空きのゴールへ流し込んだ。

 山田と同じく市立船橋の一員として2015年の総体優勝を経験しているプロ2年目の快足FWは、1シーズン自己最多となる今季2得点目。試合後のインタビューでは「僕自身もメンバーに入ったり入らなかったりで、結果が欲しいところだった」と安堵し、「とりあえずは引き分けにつながるゴール、自身2点目で、ここから流れに乗っていきたいです」と、さらなる活躍を誓った。

 また、木山隆之監督もゴールを挙げた2人を称えている。「ヤマ(山田拓巳)に関しては、ずっと山形を引っ張ってきた選手ですし、(チームとして)上に行きたいという気持ちをしっかり出してくれたと思います。アユ(永藤歩)に関しても、なかなか(出場の)チャンスがない中で、今日チャンスがあって、それを点につなげてくれたので良かったと思います」。両選手の試合に臨む姿勢や成長を喜ぶ指揮官は、「もっともっとやれる2人だと思うので頑張って欲しい」と発破をかけるコメントで締めくくった。

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