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“1か月半限定のJ2記録”作った両者の再戦…岐阜がFW風間の初ハットで快勝! 千葉は主力3選手の出場停止響く

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[8.26 J2第30節 千葉1-3岐阜 フクアリ]

 17位FC岐阜がアウェーで9位ジェフユナイテッド千葉に3-1で勝利した。FW風間宏矢が今季初得点を含む3ゴールと大暴れ。千葉はMFアランダが1点を返すも、ホーム2連敗を喫した。

 千葉は主軸のFW清武功暉、FWラリベイ、MF町田也真人がそろって累積警告で出場停止となったこともあり、前節・山形戦(2-2)から先発5人を変更。DF乾貴哉が2試合ぶり、アランダとFW為田大貴が5試合ぶり、FW指宿洋史が7試合ぶりにスタメン復帰したほか、今月12日に加入したアルゼンチン人GKルイス・オヘーダが初先発を果たした。

 一方、岐阜は前節・讃岐戦(0-1)からの変更は3人。出場停止明けのDF福村貴幸が2試合ぶり、MF小野悠斗が3試合ぶり、FW田中パウロ淳一が17試合ぶりにスタートからピッチに立った。

 6月25日に行われた前回対戦の第20節では、千葉が6-4で岐阜に勝利。合計10ゴールが生まれ、8月6日の第26節・名古屋vs愛媛(7-4)に抜かれるまで約1か月半の間、J2最多得点タイの試合となっていた。

 前回の壮絶な乱打戦を再び予感させるように開始13秒で千葉MF矢田旭がファーストシュートを放つと、直後の42秒に岐阜が先制に成功する。左サイドでDF福村貴幸の縦パスを受けたFW古橋亨梧が前に持ち出し、左足で鋭い弾道のクロス。ファーでマークを外した風間がヘディングでゴール左に叩き込み、自身の今季初得点でスコアを動かした。

 岐阜は先制後に一時ペースを相手に渡したが、隙を突いて追加点を奪う。前半19分、MFシシーニョのサイドチェンジを田中が右で受け、内側から追い越してきたDF大本祐槻につなぐ。右サイドを抜け出した大本がPA右脇から速いボールを折り返すと、DF近藤直也とDFキム・ボムヨンをスピードで振り切った風間がフリーでニアに飛び込み、倒れながら左足で押し込んだ。

 風間の連続ゴールで2点のビハインドを負った千葉。前半44分にキム・ボムヨンのロングフィードを左サイドで受けた指宿がPA内左に持ち込み、相手DFをかわしに行ったところでボールを失うが、こぼれ球を拾ったFW為田大貴がマイナスに折り返す。中央に流れたボールにアランダが左足で合わせると、MF庄司悦大の右手に当たったシュートがゴール左に決まり、1点を返して前半を折り返した。

 前回対戦で先制しながら逆転された苦い記憶がある岐阜は、後半も攻撃の手を緩めない。開始1分、風間の左サイドからのFKに古橋とDF阿部正紀が飛び込んでネットを揺らすも、主審の判定はオフサイド。それでも同12分、最終ラインのDF田森大己が1本のスルーパスで相手の守備を崩し、PA内右に抜け出した大本がマイナス方向に折り返す。ゴール目の前で受けた風間は中央に体を向けてパスを意識させつつ、右足のアウトサイドキックで巧みにゴール右へ決めた。

 風間は自身プロ初のハットトリックを達成し、今季3得点目をマーク。岐阜の選手としては、FW難波宏明が2015年4月11日のJ2第7節・東京V戦(3-4)で記録して以来のハットトリックとなった。風間は後半19分にその難波との交代でお役御免。同22分までに3枚の交代カードを使い切った岐阜は、最後まで千葉と激しい攻撃の応酬を繰り広げながらも3-1で逃げ切り、5試合ぶりに勝ち点3を手にした。千葉は追い上げも及ばず、2試合ぶりの敗戦。ホーム今季初黒星となった第28節・湘南戦(0-1)に続き、フクアリでは2連敗となった。

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