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後半怒涛の展開も…千葉&東京Vともに勝ち越せず、白熱の一戦はドロー決着

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[9.2 J2第31節 千葉2-2東京V フクアリ]

 J2は2日に第31節を開催し、フクダ電子アリーナでは勝ち点43で12位のジェフユナイテッド千葉と勝ち点49でプレーオフ出場圏内の6位につける東京ヴェルディが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は後半に激しく動き、両チームともに2点を奪い合って2-2で引き分けた。

 ホームの千葉は第30節岐阜戦(●1-3)から先発7人を入れ替え、MFホルヘ・サリーナス、MF佐藤勇人、DF若狭大志、DF山本真希、出場停止が明けたFW清武功暉、FWラリベイ、MF町田也真人を先発起用。一方、4連勝中の東京Vは第30節愛媛戦(○3-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半16分にゴールを脅かしたのは、序盤から攻勢を掛けるアウェーの東京Vだった。右サイドのMF安西幸輝からパスを受けたFWドウグラス・ヴィエイラが右足から放ったシュートは枠を捉えたものの、GKルイス・オヘーダに阻まれてネットを揺らすには至らず。さらに同22分には後方から送られたロングボールに反応したFWアラン・ピニェイロがシュートまで持ち込んだが、これもオヘーダにストップされてしまった。

 一方の千葉は前半25分、右サイドからサリーナスが送ったクロスからファーサイドの清武がヘディングシュートを狙うも、ボールはGK柴崎貴広の守備範囲に飛んでしまう。さらに同39分には左サイドを駆け上がったDF乾貴哉のクロスをラリベイがヘッドで合わせるが、ジャストミートさせることはできなかった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、後半6分に千葉が先制に成功する。左サイドから清武が送ったクロスのこぼれ球を拾ったラリベイが右足シュートをねじ込んで、スコアを1-0とした。しかし同12分、右サイドの安西が送ったグラウンダーのクロスを渡辺がスルーすると、後方に構えるヴィエイラが鮮やかに右足ダイレクトで合わせてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 すると、勢いに乗った東京Vが後半17分に逆転に成功する。渡辺が後方から送ったロングボールは味方には合わなかったものの、PAから飛び出したオヘーダがヘディングでクリアしたボールがFW梶川諒太の足元に。ボールを拾った梶川は冷静にループ気味のシュートでゴールを陥れ、2-1と逆転に成功した。

 逆転を許した千葉は後半20分にサリーナスに代えてDF大久保裕樹を投入し、システムを3-1-4-2に変更。すると同26分、左サイドを突破したMF矢田旭のクロスをファーサイドの大久保がヘディングで合わせたシュートは、柴崎に触れられたものの勢いで勝ってゴールマウスに収まり、千葉が2-2の同点に追い付いた。

 その後は両ベンチが動き、千葉がFW指宿洋史、東京VがMF橋本英郎、FWカルロス・マルティネスを投入して勝ち越しゴールを狙いにいく。しかし、後半38分に矢田のCKを大久保がヘディングで合わせたシュートがクロスバーに弾かれるなど、両チームともに最後までゴールを目指したが勝ち越しゴールは生まれず。試合は2-2のまま終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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