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柏の新背番号10は新加入FW江坂任、「付けるだけじゃ意味がない」

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柏の新背番号10はFW江坂任

 柏レイソルの新背番号10は、大宮アルディージャから加入するFW江坂任が付けることになった。10番をつけるのは神戸弘陵高時代以来だという新エース候補は、「タイトルを獲らないといけない。個人としては10ゴール、しっかりと2桁を取りたい」と意気込んだ。

 柏の背番号10。これまで日本人ではMF大野敏隆、昨年までのFW大津祐樹、外国人ではMFレアンドロ・ドミンゲスやフランサといったクラブを象徴する選手が背負って来た。大津の移籍によって空き番になっていたとはいえ、託された背番号10。本人の希望ではないというが、クラブの期待は十分に感じている。「付けるだけじゃ意味がないので、これからの結果が大事なのかなと思います」。

 複数クラブからオファーを受けていた江坂だが、柏への加入を決断。1月30日のプレーオフに勝利する必要はあるが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場できることも、一因になった。「世界と戦いたかったし、プレーオフからですけどACLに出れることになったので、自分たちの力でACLにしっかり出れるようにしたい」。そして何より「柏のサッカーに魅力を感じた」ことが大きかったという。

 柏で結果を残せば、日本代表の夢にも近づく。そのためには更なる成長が必要と自覚している。「去年の成績(34試合7得点)では選ばれないし、もっと勝たせられるような選手にならないといけない。しっかり柏で得点の部分であったり、自分の特長をしっかり出しながら、代表に選ばれる選手になりたい」。

 下平隆宏監督が新体制会見で掲げた目標はJ1リーグ戦シーズン60得点以上。昨年4位の柏は49得点。これをクリアしたのは優勝した川崎F、3位のC大阪、アジア制覇を成し遂げた浦和の3クラブのみだった。つまり今年はタイトル獲得をより現実的な目標として掲げたということ。下平監督の頭の中では、すでに新背番号10の活躍は計算に入っているはずだ。

▽柏の歴代背番号10
エジウソン(1997)
バシーリオ(1998)
大野敏隆(1999~2003)
ゼ・ホベルト(2004)
クレーベル(2005)
フランサ(2006~10)
レアンドロ・ドミンゲス(2011~14)
大津祐樹(2015~17)
江坂任(2018~)

(取材・文 児玉幸洋)
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