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無名の存在から大卒3年目で柏へ…瀬川本人も驚くステップアップ「オファーは奇跡」

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新体制会見でも仲の良さを伺わせたMF瀬川祐輔(左)とFW江坂任

 明治大を卒業して3年目。MF瀬川祐輔にとって柏レイソルへの移籍は「奇跡」だという。

 全国大会とは無縁の日大二高から明治大に進学。同期には高校サッカー界のスターだったMF和泉竜司(名古屋)らがいた。同期の多くがプロ内定を勝ち取る中で、瀬川は大学最後の大会であるインカレ後にようやく群馬への入団を決めていた。

 だがプロ生活はすぐに結果が出た。群馬で戦ったルーキーイヤー、J2で42試合に出場すると13得点を記録。翌年、大宮に移籍し、“J1個人昇格”を果たすと、プロ3年目を迎える今季は、J1でのタイトルを狙う柏でのプレーが実現した。「順調というか、サプライズ。僕がレイソルさんからオファーを頂けたのは奇跡かなと思っています」。

 奇しくも同時期に柏でプレーすることになったFW江坂任は意識せざるを得ない存在だ。1学年上の江坂も流通経済大を卒業後、群馬で1年間プレー。大宮での2シーズンを経て、柏へのステップに繋げた。

 新体制発表会見でも仲の良さを伺わせた2人。プロキャリアを重ね合わせることもできる2人だが、瀬川も「モデルケースと言われれば確かに頭の中にありました」と十分に意識していることを認める。「仲もいいので、一緒にプレー出来ればいいなと思います」。

「世界を意識したこともない選手だった」瀬川だが、1月30日に行うAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフに勝利すれば、本戦に出場。「世界」を相手に戦うことになる。「無縁の世界なので楽しみです」と目を輝かせた瀬川。「今年1年は怪我なく離脱しないことが目標。あとは去年掲げた目標は2桁だったので、もう一回挑戦したいなと思います」と力強く話した。

(取材・文 児玉幸洋)
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