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“怪物”平山引退を85年組が惜しむ…増嶋「寂しいね」水野「お前が引退するなんて悔しい」

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85年組の星だった“怪物”FW平山相太が現役引退

 85年組の同期も“怪物”FW平山相太(32)の電撃引退を惜しんだ。

 昨季、仙台でチームメイトだったDF増嶋竜也(千葉)は自身のツイッター(@masushima05)を更新し、「相太の引退は寂しいね」と綴った。市立船橋高時代、選手権でも対峙した国見高のエースはライバルであり、世代別代表では共にプレー。昨季、負傷の影響で平山の公式戦出場はなく、“ラストイヤー”で共演は叶わなかったが、「去年一年間リハビリをがんばってる姿を近くで見ていたから、ピッチで頑張ってる姿をもう一度見たかった。相太は本当に悔しいと思う」と代弁した。

 MF水野晃樹(鳥栖)も自身のインスタグラム(@koo50ooki)を更新し、「平山相太という男」という書き出しから、プロ入り前から同世代で飛び抜けた存在感を放った“怪物”とのエピソードを綴った。高校3年時、平山は2003年のワールドユース(現U-20W杯)に選出され、2ゴールを決める活躍で日本を8強へと導いた。筑波大に進学した翌04年にもアテネ五輪代表に“飛び級招集”。

「相太はすでに上のカテゴリーのアテネオリンピックに選ばれていて、凄いやつ、怪物と言われていた」と同期の背中を追っていた水野は世代別代表で親交を深め、「でも仲良くになるに連れ、デカくて、ふざけてて、気があういい奴だった。いつもバスの一番後ろで一緒に騒いでたな!試合でも徐々にホットライン的なやつが出来てきて、俺から相太で点を取ることも多かった」と思い出をなぞった。

 平山は05年に海外移籍に踏み切ったが、2シーズンでヘラクレス(オランダ)からFC東京に移籍し、08年の北京五輪メンバーは落選。将来を嘱望され、期待が大きかった分、下降線をたどる姿に対してバッシングは少なくなかった。水野は「そういう世界で戦っている以上仕方ない部分はあると思う」と受け入れながら、「俺も、相太も、そういう部分では苦しんだと思う。でも負けずに戦ってきた」と振り返った。

「相太は怪我に相当苦しんできた、それでも諦めず最後までよく戦ったと思う。本当に悔しい。相太も思ってると思うけど、俺もお前が引退するなんて悔しい。まだやれるって!一緒にまたプレーしよう!でも、昨日も話したけど、心に決めたんだよな。やりたくてもやれないんだもんな」

 32歳。同期の星だった平山の現役引退に複雑な胸中を明かしながらも、「昨日、お前が言ってたように、お前の分まで絶対諦めず頑張るからな!サッカー界にこれからもお前の経験、学んだ事活かしていってほしい。共に戦う仲間、そしてライバル。それは永遠に。また元気な姿見せてくれよ。お疲れ様、そして感動をありがとう」とねぎらい、エールを送った。

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