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増嶋がわずか9分で退場…東京V、後半45分の劇的弾で白星発進

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[2.25 J2第1節 東京V2-1千葉 味スタ]

 J2は25日に第1節を開催し、味の素スタジアムでは東京ヴェルディジェフユナイテッド千葉が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半3分にFWドウグラス・ヴィエイラの得点で東京Vが先制するも、後半41分にFWラリベイのゴールで千葉が同点に追い付く。しかし、同45分にDF畠中槙之輔が決勝ゴールを奪い、東京Vが2-1の勝利を収めた。

 ホームの東京Vは新戦力のGK上福元直人、DF奈良輪雄太らがスターティングメンバーに名を連ねる他、ユースから昇格した18歳のFW藤本寛也が開幕スタメンに抜擢された。一方、アウェーの千葉は新戦力のGKロドリゲス、DF増嶋竜也、DF高木利弥、MF茶島雄介らが先発起用され、システムは4-1-4-1を採用して開幕戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半7分にゴールに迫ったのはホームの東京Vだった。左サイドからMF梶川諒太が右足アウトで送った鮮やかなパスから最終ライン裏を突いたFWドウグラス・ヴィエイラがフィニッシュまで持ち込むも、距離を詰めたGKロドリゲスにストップされてネットを揺らすには至らない。

 すると、同9分に千葉をアクシデントが襲う。藤本が送った鋭いスルーパスから再びヴィエイラに抜け出されると、後方から迫った増嶋がファウルでストップ。このプレーで増嶋が一発退場となり、いきなり数的不利に陥ってしまった。同12分にはMF町田也真人に代わって、大卒ルーキーのDF鳥海晃司がピッチへと送り込まれて最終ラインでDF近藤直也とコンビを組むことに。1人少なくなった千葉だが積極性は失わず、同26分には左サイドの高木が送ったグラウンダーのクロスをMF為田大貴が合わせてゴールを強襲するも、好反応を見せた上福元に弾き出されてしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、後半3分に数的優位に立つ東京Vが先制に成功する。左サイドからFWアラン・ピニェイロが送ったクロスを中央で待ち構えるD・ヴィエイラがヘディングで合わせると、クロスバーを叩いたボールはロドリゲスに当たってゴールマウスに収まり、スコアを1-0とした。

 追加点を狙う東京Vは後半9分、右サイドからMF渡辺皓太が送ったグラウンダーのクロスの流れから奈良輪、藤本が立て続けにシュートを放つが、千葉守備陣にブロックされてしまう。すると同10分に千葉ベンチが動き、為田に代わってFW指宿洋史がピッチへと送り込まれた。さらに同23分にはDF山本真希に代えてMF小島秀仁を投入して状況を打開しようと試みる。

 まずは同点に追い付きたい千葉は後半25分、自ら運んだ指宿がミドルレンジから狙うも上福元にストップされる。さらに同30分には左サイドの高木が送ったクロスの流れから上福元が飛び出すと、指宿が狙ったループシュートがゴールに向かうがカバーに入った渡辺にヘッドでクリアされてしまう。一方の東京Vは同38分に奈良輪、同39分にピニェイロが立て続けにミドルレンジからゴールを脅かしたものの、ともに枠を捉えることができない。

 すると後半41分、右サイドから茶島が送ったクロスをラリベイがヘディングで叩き込み、1人少ない千葉がついに同点に追い付く。同点とされた東京Vは同44分、梶川に代えてFW林陵平をピッチへと送り込んだ。すると同45分、途中出場していたMF井上潮音のCKに走り込んだDF畠中槙之輔が蹴り込み、東京Vが2-1の劇的な勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
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