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憲剛2年連続開幕弾で初“BKB”!!川崎F、公式戦初勝利で連覇へ白星発進

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MF中村憲剛が2年連続の開幕弾

[2.25 J1第1節 磐田0-3川崎F エコパ]

 2018シーズンが開幕したJ1リーグは25日、第1節3日目を行い、昨季J1王者の川崎フロンターレは敵地でジュビロ磐田と対戦し、3-0で完封勝利をおさめた。富士ゼロックススーパー杯、ACLの2試合で公式戦3連敗中だった川崎Fは待望の今季初勝利。4年連続の開幕白星となった。

 ホーム開幕戦となった磐田は新戦力のブラジル人DFギレルメが3-4-2-1の左ウイングバックで先発。中盤はMF山田大記とMFムサエフのダブルボランチ。1トップにFW川又堅碁、MF中村俊輔とMFアダイウトンがシャドーの位置に入った。
 J開幕節が公式戦4試合目となる川崎Fは20日のACL第2節蔚山現代戦(1-2)から先発4人を変更し、その試合でゴールを挙げたFW知念慶が1トップでJ初スタメン。MF中村憲剛がトップ下で先発に復帰し、2列目は左からMF家長昭博、中村、FW小林悠と並んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 昨季J1クラブで最少失点の磐田が、最多得点のJ1王者を迎え撃った。磐田は前半17分に決定機を迎え、中村俊輔が左足で蹴り込んだFKをDF高橋祥平がヘッドで叩いたが、惜しくも左ポストを直撃。さらに22分、川又の落としで左サイドを抜け出したMFアダイウトンが独走し、飛び出したGKと1対1の局面。決定的な場面だったが、右足シュートはGKチョン・ソンリョンが至近距離でビッグセーブした。

 磐田の猛攻に耐えた川崎Fは徐々に流れを引き寄せ、均衡を破る。前半24分、左後方からMFエドゥアルド・ネットが左足で浮き球のパスを入れ、DFの間に抜け出した中村がヘッドで押し込んだ。これがチームのJ第1号となり、中村は2年連続の開幕ゴール。今季のゴールパフォーマンス“BKB”で喜びを示した。

 先制に成功した川崎Fは勢い止まらず、前半43分にはCKの流れから中村が右サイド深い位置から狙い澄ましたピンポイントクロス。DF谷口彰悟が高い打点からヘッドで叩き込み、2-0。前半45分には知念が獲得した右FKを中村が蹴り込むと、エドゥアルドがヘッドで合わせ、3-0に突き刺した。

 磐田は後半開始と同時にDF森下俊を下げてMF松本昌也を投入。システムを4-2-3-1に変更し、松本はボランチに入り、山田が右サイドハーフへ。ギレルメが左サイドバック、MF櫻内渚が右サイドバックに下がった。後半13分には櫻内に代えて今季、名古屋から加入したMF田口泰士を投入。田口がボランチ、松本は右サイドバックに移った。

 交代策で反撃に出た磐田は後半15分、田口が左足ハーフボレーで叩いたが、GKチョン・ソンリョンがファインセーブ。後半28分にはドリブルで運んだ田口のパスを受けた山田がペナルティアーク内から右足でグラウンダーのシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。

 川崎Fは後半33分、知念に代えてFW大久保嘉人を1トップに投入。大久保はJ1通算400試合出場を達成した。最後まで磐田の攻撃を跳ね返し、3-0で完封勝利をおさめた川崎F。連覇を目指すシーズンを白星でスタートした。

(取材・文 佐藤亜希子)

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