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鉄人DF中澤、不惑突入もあくなき向上心…40歳誕生日も代名詞のフル出場

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バースデーケーキを受け取るDF中澤佑二

[2.25 J1第1節 C大阪1-1横浜FM ヤンマー]

 18年2月25日。40歳の節目を迎えたDF中澤佑二は普段通り、ピッチに立ち続けた。

 監督が変わって、サッカースタイルに変化が出ても、大ベテランへの信頼は変わらない。フィールドプレーヤーとしては最長を更新し続ける連続フル出場を、中澤は154試合に伸ばした。

 ただ後半41分の場面では、MFソウザに放り込まれたクロス処理のミスが、FW柿谷曜一朗の同点弾に繋がってしまった。「ソウザがヤバかった。迫力があったね」。しかし試合を通してみると、DFラインを高くするなど、アンジェ・ポステコグルー新監督を迎えて取り組むサッカースタイルへの手ごたえを感じる場面もあったという。

 どこまでも貪欲に。「ソウザが入ってきてボールが取れなくなってしまった。ああいうボランチが一枚いると、プレスをかわされて裏に抜けられるということも出てくると思う。しっかりと予測とケアをして、レオ・シルバ(鹿島)もそうですけど、いいボランチとやるときに課題が出てくると思うので、そういう点も含めてチームとして上を向いていきたいと思います」。40歳、不惑を迎えた中澤だが、向上心は忘れない。

(取材・文 児玉幸洋)
●[J1]第1節3日目 スコア速報

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