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鈴木翔登の“気持ち弾”で熊本が今季初白星! 徳島は初先発コスタリカ代表GKの奮闘実らず

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[3.4 J2第2節 熊本2-1徳島 えがおS]

 ロアッソ熊本がホームで徳島ヴォルティスと対戦し、2-1で逆転勝利を飾った。前半7分に徳島のFW島屋八徳に先制点を献上するも、後半18分にMF田中達也、同38分にDF鈴木翔登がゴール。熊本が今季初白星を挙げ、徳島は開幕2連敗となった。

 ホーム開幕戦の熊本は前節の山口戦(1-4)から先発3人を変更。DFイム・ジンウ、田中、FW安柄俊が今季初スタメンを飾り、前節に続いて先発したベテランDF青木剛が本拠地デビューを果たした。対する徳島も前節の岡山戦(0-1)から先発3人をチェンジ。新加入のコスタリカ代表GKカルバハル、DF井筒陸也、DF大屋翼が今季初めてスタートから起用された。

 試合は立ち上がりから徳島が圧倒的にボールを支配する展開。前半7分、MF内田裕斗の左クロスが流れ、右サイドで拾ったMFシシーニョがバックパスで攻撃を作り直そうとする。だが、受けた大屋は間髪をいれずに右足でふわりとしたクロスを供給。ラインを上げた熊本の守備陣と入れ替わりで裏へ抜けた島屋がPA内右でフリーになると、胸トラップから右足のボレーをゴール左に流し込んだ。

 熊本は前節に続いて早い時間帯での失点。それでも前半25分、PA内右のルーズボールの争いで、先に追いついた田中の足を遅れて入った井筒が引っ掛ける形となり、PKを獲得する。しかし、同27分にキッカーの安柄俊が右足でゴール左を狙ったシュートはGKカルバハルに右手で止められ、こぼれ球を自ら左足で押し込もうとしたが、これも枠を外れてしまった。

 後半も徳島がボールを保持する中、熊本は隙を突いた攻撃でチャンスをうかがう。後半12分、安柄俊のポストプレーからMF伊東俊を経由してPA内中央のMF黒木晃平が左足でシュートを放つも、相手DFに当たってゴール右外へ。同15分にはカウンターから安柄俊がスルーパスを出し、抜け出したFW皆川佑介がPA内でGKとの1対1を迎えるが、右足で中途半端に前へ出したボールは戻ったDF大崎玲央にクリアされた。

 しかし後半18分、伊東のパスを受けた黒木がPA内左に切れ込み、ゴールライン際からマイナス方向へクロス。ファーから中央に飛び込んだ田中がヘッドでゴール左に押し込み、ついにスコアをタイに戻す。

 徳島は後半37分までに3枚の交代枠を使い切って反撃に出るが、次の1点を奪ったのは熊本だった。同38分、MF八久保颯の右CKからニアの安柄俊が強烈なヘディングシュートを放つと、GKカルバハルの好守に阻まれるも、こぼれ球に鈴木が反応。一瞬コントロールが乱れるが、“気持ちくん”の愛称の通り気持ちで豪快に左足で蹴り込み、逆転ゴールを奪う。このまま2-1で逃げ切った熊本が今季初白星を手にした。

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