beacon

“ダメージがデカい”ドロー…千葉MF熊谷「後々に響いてきてしまう」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ジェフユナイテッド千葉MF熊谷アンドリュー

[3.4 J2第2節 千葉0-0水戸 フクアリ]

 守るだけでなく攻める。そして、攻めるだけでなく守る。ジェフユナイテッド千葉のアンカーの位置に入るMF熊谷アンドリューは、ピッチ中央にとどまらずに前後左右に動き、攻守両面で存在感を発揮した。

 この日は新加入のDFエベルトとDF鳥海晃司がCBでコンビを組んだこともあり、「いつもより気を使って(最終ラインの)カバーや声掛けをするようにした」と熊谷。その言葉どおり、最終ラインを突破しようとする水戸の選手に激しく体を寄せて幾度となくボールを回収し、ピンチの芽を摘んだ。

 そして、攻撃面でも魅せた。前半13分、PA外から強引にドリブル突破を図って敵陣深くまで運ぶと、MF為田大貴の決定機を演出。しかし、為田が右足から放ったシュートはDF浜崎拓磨のブロックに遭って得点が生まれなかった。「ノリで行っちゃいました。あれは為田、決められましたね」とおどけつつも、攻撃に厚みをもたらすプレーを増やしていかなければならないと続ける。

「ああいうシーンを増やしていくことで攻撃に厚みができると思う。1試合に1回ではなく、もっともっと回数を増やしていきたい」

 終始、主導権を握って試合を進めながらも、終わってみれば0-0のスコアレスドローに「ダメージがデカい」と唇を噛む。「勝てる試合をこぼしていくと、後々に響いてきてしまう。どうにかして早い時間に1点取れるようにならないと上の順位には入っていけない」。気持ちを切り替え、次節・岐阜戦に臨む。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP