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熊本退団MF菅沼実、SNSで引退発表…最終戦ゴールは「サッカーの神様がプレゼントしてくれた」

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昨季最終節でゴールを決めた熊本MF菅沼実

 昨季限りでロアッソ熊本を退団していたMF菅沼実(32)は5日、自身のSNSを通じて現役引退を発表した。通算成績は215試合37得点。柏ユース所属時に17歳でJデビューを果たしたアタッカーが静かにスパイクを脱いだ。

 菅沼は高校2年生だった2002年10月、敵地で行われたヴィッセル神戸戦でJデビュー。03年11月のアウェー神戸戦ではJ初ゴールも記録し、04年にトップチーム昇格を果たした。

 05年はブラジルのビトーリア、06年は愛媛FCに期限付き移籍で武者修行に出ると、08年はJ1リーグ戦で30試合10得点を挙げた。10年途中に磐田に移籍すると、ナビスコカップ制覇に貢献。14年から鳥栖、16年からは熊本に所属していた。

 報告の場にSNSを選んだ菅沼は「プロの世界は全てが桁違いで、一瞬の油断が命取りのスリリングですごく厳しい反面、楽しい特別な時間でした」と心境を吐露。さらに「サッカーだけに向き合い無我夢中で必死に走り抜いてきました」と16年間を振り返った。

 現役最終戦となった昨季最終節の大分トリニータ戦では、華麗なトラップから切り返し、左足ボレーで豪快なゴールを叩き込んだ。「このゴールは16年間、最後の最後まで勝つ為に取り組んできた僕のサッカー人生全てを積み上げた結果に、サッカーの神様がプレゼントしてくれた物だと思ってます」。

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