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[今日の言葉]「ここのところ、カズダンスの勝率が良くない」三浦知良50歳14日弾

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50歳14日弾を挙げたFW三浦知良がカズダンスを披露(写真は2011年3月5日)

2017年3月12日
「ここのところ、カズダンスの勝率が良くない」(三浦知良)

 ファン待望の瞬間が訪れた。2017年3月12日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ2第3節群馬戦で、横浜FCのFW三浦知良がゴールを挙げ、自身の持つJリーグ史上最年長得点記録を50歳14日に更新した。

 前半40分、FWイバのシュートを相手GKが弾いたこぼれ球に反応。GKを目前にし、DFも迫っていた場面で「あそこしかコースがなかった」と冷静に見極め、PA内左の角度ない位置から左足でゴール右隅に流し込んだ。

 得点後、カズは50代初のカズダンスを披露。50歳にしてダンスも進化中。これまでよりもスローダウンした動きに変え、「早くやるよりもゆっくりの方が綺麗に写るかなと。あまり早くやりすぎるとガチャガチャ見える」とテレビ映りも意識。両足を交差させる華麗なステップから右膝をピッチに跪き、右手人差し指を掲げた。

 チームメイトも駆け寄り、スタンドが大盛り上がりとなったカズダンス。それでもキングには杞憂があった。「確実に勝てる試合とはまだわからなかった。それにここのところ、カズダンスの勝率が良くない。去年も逆転負け、一昨年は追いつかれたのでちょっと心配になった」。カズダンスを披露した試合が勝利につながらない不安もあったが、仲間の奮闘にも助けられ、このゴールは決勝点となった。

 50歳弾は世界的偉業。日本はもちろん、世界でも話題になったこのゴールはのちに「リーグ戦で得点を決めた最年長のプロサッカー選手」としてギネス世界記録に認定された。プロ33年目のシーズンに突入し、2月24日に51歳の誕生日を迎えたカズ。今季も自身の記録を更新するゴールを生み出し、51歳版カズダンスを披露できるか。最年長Jリーガーの挑戦は続いている。

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