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スタートでつまづいた千葉、MF清武「僕らも予想していなかった…」

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[3.11 J2第3節 千葉2-3岐阜 フクアリ]

 昨シーズン終盤の勢いは、もはやない。昨季、J1昇格プレーオフ準決勝で名古屋に敗れたジェフユナイテッド千葉だったが、リーグ戦を7連勝でフィニッシュしたように、シーズンを通してチームの成熟度を高めた。フアン・エスナイデル監督が続投し、補強も的確に行ったものの、開幕3試合で1分2敗とスタートダッシュに失敗した。

 1分1敗で迎えた第3節岐阜戦。前半25分にMF茶島雄介のゴールで先制しながらも、同34分と後半13分に失点して逆転を許してしまう。すると同14分、MF為田大貴に代わってMF清武功暉がピッチへと送り込まれた。

「ドンドン中に入ってアグレッシブに動いて得点に絡もうと考えていた」。その言葉を後半34分に体現する。DF山本真希とのパス交換で右サイドを突破したFW指宿洋史が弾道の低いクロスを送ると、そのボールに飛び込んだ。体を投げ出してヘディングで合わせたボールはゴールを陥れ、同点となるゴールが生まれた。

「練習からあそこを詰めろと言われていたし、チャンスだった。イブ(指宿)が良いボールをくれたので、あれはイブのおかげ。入って良かった」。しかし、チームは試合終了間際の後半45分にMF風間宏矢に決勝ゴールを叩き込まれて2-3の逆転負けを喫した。

 昨シーズン終盤の7連勝もあり、「去年の流れでいうと、皆さんも期待していると思う」と周囲の期待を感じていた。だが、現実に待っていたのは開幕3戦未勝利。「開幕から勝てていないので、早く勝たないといけないという思いがある。悔しい。こういうスタートは僕らも予想していなかったので、チームとしてもう一回どういうやり方というのは見つめ直さないといけない」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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