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東京Vは開幕から無敗キープ、土壇場エウレー弾で追いつかれ福岡とドロー決着

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雪が降った味スタ

[3.21 J2第5節 東京V1-1福岡 味スタ]

 J2リーグは21日、第5節を行い、味の素スタジアムでは東京ヴェルディアビスパ福岡が対戦し、1-1で引き分けた。東京Vは2勝3分と開幕から無敗を守っている。

 中3日の連戦は互いにスタメンを入れ替え、東京Vは17日の第4節大分戦(0-0)から先発3人を変更し、3バックにシステム変更。MF井上潮音が今季初スタメン、古巣に復帰したFW菅嶋弘希(←千葉)、FW林陵平(←水戸)が移籍後初先発となった。
 福岡は初黒星を喫した甲府戦(0-2)から先発4人を入れ替え、契約により出場できなかったFWドゥドゥがスタメンに復帰。MF城後寿が今季初先発となったほか、新戦力のMF平尾壮(←G大阪)、DF篠原弘次郎(←岡山)が初出場初先発となった。[スタメン&布陣はコチラ]

 昨季、J1昇格プレーオフ準決勝を戦った両者の対決。前半は福岡が主導権を握り、前半19分、浮き球パスをFW石津大介が頭でつなぎ、DF輪湖直樹がPA内左のゴールライン際から折り返すと、リターンを受けた石津がシュート。守勢が続く東京Vは前半28分、FWドウグラス・ヴィエイラのパスを受けた井上が切り返して相手をかわし、カットインから右足ミドルを放ったが、DFのブロックに阻まれた。

 終盤は福岡が怒涛の猛攻をかける。前半43分、右サイドを突破したドゥドゥがマイナスのクロスを入れ、走り込んだ城後が強烈ヘッド。44分には森本の縦パスで右サイドを抜け出したドゥドゥがクロスを入れ、石津がシュート。45分にも石津が守備網の間に鋭い縦パスを通し、城後がGKとの1対1から右足シュートを狙ったが、絶好の先制機を生かせず、スコアレスで前半を折り返した。

 後半は東京Vも押し返し、同10分、ドウグラス・ヴィエイラがトラップから右足ミドル。東京Vは後半13分に最初の交代カードを切り、菅嶋を下げてDF林昇吾を投入。後半14分にはPA手前でパスを受けた林陵がDFを外して右足を振り抜いたが、惜しくもゴール左へ。後半16分には林陵に代えてFWカルロス・マルティネスが投入された。

 この交代策が当たり、東京Vが均衡を破る。後半24分、井上のパスをドウグラス・ヴィエイラが落とし、奈良輪がクロスを送ったが、これはDF堤がクリア。それでも、こぼれ球に反応した林昇が左足ダイレクトで叩くと、輪湖のクリアミスを奪ったカルロス・マルティネスがボレーで叩き込み、先制に成功した。

 後半30分にも東京Vが決定機を迎え、左CKからドウグラス・ヴィエイラが右足ボレーを放ったが、GK杉山力裕のビッグセーブに阻まれる。さらに後半37分、ボールを奪った奈良輪がパスを入れると、抜け出したカルロス・マルティネスがPA内左に進入し、右足シュートを狙ったが、これは惜しくもゴール右に外れた。

 福岡も続々と交代カードを切り、後半42分には森本を下げてMFエウレーを投入。するとその1分後に試合は動き、クリアボールを拾ったエウレーがPA右手前で左足を振り抜き、シュート性のクロス。GK上福元がキャッチミスしたボールがゴールマウスに吸い込まれ、土壇場で同点に追いついた。試合は1-1の引き分けに終わり、東京Vは開幕5戦無敗とした。

(取材・文 佐藤亜希子)

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