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大前元紀ビューティフルFK弾!!元同僚GK杉山も称賛「警戒していたけどさすが」

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FW大前元紀がマテウスとゴールを喜ぶ

[3.25 J2第6節 大宮2-1福岡 NACK]

 勝利を決定付けるビューティフルゴールだった。FWロビン・シモヴィッチの先制点で1点を先行する大宮アルディージャは後半7分、PA左手前の位置でFKのチャンスを獲得する。マテウス、FW大前元紀、DF中村太亮がキッカーポジションに立った。

「マテちゃんがFKをとったので蹴りたかったと思ったけど、いい位置だったし、僕も得意な位置だったのでマテに『蹴らせて』と言った」。大前が右足を振り抜くと、壁を越えたシュートは美しい弧を描いて落ち、ゴール左に突き刺さった。大前は第2節町田戦(2-3)以来、4試合ぶり今季2点目。「GKにボール見えないようにうまく隠してくれた選手もいたので、チーム全体で取ったゴールかな」と仲間の“アシスト”に感謝した。

 清水時代の元同僚で親交が深いGK杉山力裕を破ってのゴール。杉山はミックスゾーンで取材対応する大前に「見えなかった」と笑顔で声をかけた。壁の間に199cmのシモヴィッチがポジションを取り、GK杉山の視界を遮った。「元紀のシュートがいいっていうのは分かっていた。警戒していたけど、球も速かった」と舌を巻くと、「意識し合ってました。止めたかったけどさすがっすね」と称賛した。

 直近4試合未勝利とつまずいていたが、難敵福岡を下し、5試合ぶりの勝利を挙げた。「やっぱり難しいリーグだと改めて感じた」。清水時代の2016年にJ2の舞台を戦った大前はその厳しさを“再び”体感しているが、「この一勝で一喜一憂しないで、また勝てるようにいい準備をしていきたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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