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4日前にAT劇的V弾の湘南、今節は土壇場で決勝点を献上…札幌は今季初の連勝

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[4.11 J1第7節 札幌1-0湘南 札幌ド]

 J1リーグは11日、第7節全9試合を各地で行い、ともに勝ち点8で並ぶ北海道コンサドーレ札幌湘南ベルマーレが対戦した。アディショナルタイムにFW都倉賢の先制点が決まった札幌が1-0で勝利し、今季初のリーグ2連勝を果たした。

 ミッドウィーク開催のため、いずれも中3日での公式戦。ホームの札幌は前節の名古屋戦(○3-0)と同じ先発を並べた。アウェーの湘南はアディショナルタイムの得点で勝利した前節の鹿島戦(○2-1)からスタメン1人を変更し、MF菊地俊介に代わってMF高橋諒が入った。

 試合は前半2分、左サイドでボールを奪った湘南FW梅崎司の縦パスが札幌MF三好康児に当たって外へ。梅崎がボールを拾いに行くと、札幌のペトロヴィッチ監督がテクニカルエリアで出迎える。浦和レッズ時代に6年間にわたって共に戦った2人は、軽いハグで新天地での再会を喜び合った。

 先に決定機をつくったのは得失点差で上回る7位の札幌。前半18分、3バックの右CBから持ち上がってきたDF進藤亮佑の縦パスが相手に当たってこぼれると、三好がPA際付近でボールを拾う。右に持ち込んで角度のないところから右足シュートを放ったが、GK秋元陽太に横っ飛びでセーブされた。

 さらに三好は前半32分、鋭いクロスから都倉のヘッドを呼び込むと、同36分には、ドリブルでゴール前まで持ち込んで左足シュート。いずれも枠を外れたが、川崎Fからレンタル中のレフティーが個人技で攻撃を牽引した。さらに同37分、梅崎のドリブル突破に猛チャージ。ファウルにはなったものの、守備でも存在感を見せた。

 湘南は後半7分、高橋の右CKがファーサイドに流れ、DF杉岡大暉が左足で狙うも枠外。札幌も同10分、敵陣PA内で都倉がこぼれ球を拾い、豪快な反転から右足で狙ったが、惜しくも右に外れた。ここからは連戦のためか、互いに早い時間帯に交代カードを使う。湘南は後半13分、梅崎に代えてMF高山薫を投入。札幌は同19分、MF荒野拓馬に代わってMF兵藤慎剛、同21分には三好に代わってFWヘイスを入れた。

 札幌は後半23分、相手FKのロングカウンターから、MFチャナティップが大きく右サイドに展開。MF駒井善成がドリブルで中央にカットインし、右に振って右足シュートを放ったが、ボールはMF石川俊輝に当たって惜しくも左へ外れた。湘南は同28分、FW端戸仁に代わってMF松田天馬を入れた。

 札幌は後半34分、中盤でMF宮澤裕樹の斜めのパスを受けた駒井が敵陣最終ライン裏に浮き球のスルーパスを配球。ふくらむ動きで抜け出したヘイスが左足ダイレクトでシュートを放ったが、ここでも秋元がビッグセーブを見せた。同37分には、チャナティップのバックパスを都倉が狙うも、相手に当たって大きく枠を外れた。

 札幌は後半38分、チャナティップに代わってFW宮吉拓実、湘南は同41分、FWイ・ジョンヒョプに代わってFW野田隆之介を投入し、互いに最後の交代カードを使って攻撃に比重をかける。

 すると後半アディショナルタイム1分、ついに試合が動く。札幌がロングボール攻勢で敵陣に迫ると、PA際で兵藤がヘディングで落とし、相手最終ラインと駆け引きしながら反応したのは都倉。左足ダイレクトボレーでゴール左に流し込み、貴重な先制点を奪った。そのままATの3分間を守り切った札幌が土壇場で勝ち点3を奪い取った。

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