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等々力デビューの齋藤学は13分→35分出場、融合にまだ課題も「それも含めて楽しみ」

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MF齋藤学が本拠地等々力デビュー

[4.11 J1第7節 川崎F1-2C大阪 等々力]

 197日ぶりの復帰戦から中2日、本拠地等々力デビューの瞬間が訪れた。右膝前十字靱帯損傷から戦列に復帰したMF齋藤学が2戦連続の途中出場。前節は13分、今節は35分と出場時間を伸ばし、試合勘を戻している。

「前節に比べるともっと動けていたし、アップダウンもしっかりできていたと思う」。そう手応えを語った齋藤は「出場時間は大事だけど、復帰したからって落ち着いていられない。しっかり結果を残せるようにしていきたい」と意欲を燃やした。

 積極的にフロンターレのパスワークに入り、チームへの適応には「もうちょっとじゃないですか?」と手応え。後半34分に左サイドでボールを持つと、フェイントで相手を翻弄。鋭いドリブルでカットインし、この流れからMF家長昭博がミドルシュート。後半39分にはMF守田英正の縦パスをワンタッチで落とし、オーバーラップしたDF登里享平のフィニッシュにつなげた。

「自分が仕掛けつつ、間のアキさん(家長)を使ったり、縦に流れたりできた。ああいうシーンと自分の仕掛けるプレーを区別していけばいいと思う」。チームは3戦未勝利となり、2位から5位に後退。「この負けは自分にとっても大きな責任がある」と話したが、プレーできる喜びを取り戻したドリブラーの表情は明るい。「もっと自分の良さを出さなきゃいけないけど、それも含めて楽しみ。サッカーを楽しんで、負けはしたけど切り替えたい」と視線は前を向いている。

(取材・文 佐藤亜希子)

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