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エース興梠がヘッドで2発!! 復調の浦和、新体制後リーグ戦3連勝

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浦和レッズが3連勝を飾った

[4.15 J1第8節 浦和2-1清水 埼玉]

 J1は15日に第8節2日目を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズ清水エスパルスが対戦。前半23分にFW興梠慎三の得点で先制した浦和は、同29分に興梠が加点。後半9分にMF金子翔太の得点で清水に1点差に詰め寄られながらも、そのまま逃げ切って2-1の勝利を収めて3連勝を飾った。

 大槻毅監督が暫定的に指揮を執ってから公式戦負けなし(2勝1分)、リーグ戦2連勝中の浦和は、11日のJ1第7節神戸戦(○3-2)から先発2人を入れ替え、MF阿部勇樹、DF槙野智章らを先発起用。一方、リーグ戦ここ4戦2分2敗と白星のない清水は第7節長崎戦(●0-1)から先発3人を入れ替え、FW北川航也、FWクリスラン、DF二見宏志らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 ともに相手守備を攻略し切れず、なかなかフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続く中、前半19分には右サイドのDF立田悠悟からボールを受けたMF石毛秀樹がミドルレンジから狙うも、シュートはゴール右に外れた。すると同20分に浦和をアクシデントが襲い、DFマウリシオがプレー続行不可能と判断され、DF岩波拓也との交代を余儀なくされた。同22分にはFW武藤雄樹からボールを受けたMF橋岡大樹がPA外から鋭いシュートを放ったが、枠を捉え切れなかった。

 スコアレスのまま試合が進む中、前半23分にホームの浦和が試合を動かす。MF柏木陽介のパスを左サイドで呼び込んだMF菊池大介が左足ダイレクトでクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだ興梠がヘディングで合わせて豪快にネットに突き刺し、スコアを1-0とした。さらに浦和は同29分、右サイドを勢い良く駆け上がった橋岡のクロスに走り込んだ興梠が再びヘディングでゴールを陥れ、一気にリードを2点差に広げた。

 2-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、後半9分に清水が1点を返す。左サイドから石毛が送ったクロスをファーサイドのクリスランがヘディングで折り返すと、逆サイドからフリーで走り込んだ金子が左足で蹴り込み、1点差に詰め寄った。一気に試合を振り出しに戻そうとする清水は同14分、北川に代えてFWミッチェル・デュークをピッチへと送り込む。

 1点差に詰め寄られた浦和ベンチも後半15分に動き、菊池に代えてFWアンドリュー・ナバウトを投入。しかし、清水が押し込む時間帯が続き、同24分にはゴール前でボールを受けたMF河井陽介が鋭い切り返しから左足シュートを放つも、ボールはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまう。その後も同点に追い付こうとする清水が圧力を掛けるが、粘り強く対応した浦和が2点目を許さず、2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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