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遠藤から代名詞引き継ぐ?D・オリヴェイラが早くも“コロコロPK”3点目

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“コロコロPK”を決めるFWディエゴ・オリヴェイラ

[4.28 J1第11節 FC東京3-2名古屋 味スタ]

 “コロコロPK”。かつてガンバ大阪のMF遠藤保仁が得意としていたPKの蹴り方だ。蹴る直前まで相手GKの動きを見極め、タイミングを外して逆方向に蹴り込む。遠藤の場合は話題になり過ぎ、対策を取られたこともあり、近年は通常の蹴り方になっているが、久々に“コロコロPK”を蹴る選手があらわれた。

 FC東京のFWディエゴ・オリヴェイラだ。昨季まで柏に在籍したFWで、今季よりFC東京に期限付き移籍で加入。第5節の湘南戦で移籍後初ゴールを決めると、28日の名古屋戦までに9ゴールを記録。堂々得点ランキングトップに立っている。

 そして9ゴールにうち、3ゴールがPKによるものだが、いずれも“コロコロPK”でGKのタイミングを外して決めたものだ。独特の間合いの取り方で、大きくステップを踏むようにして助走。我慢しきれず倒れ込むGKの逆をうまく突く蹴り方で、第6節の長崎戦、第10節の広島戦、そして第11節の名古屋戦で決めた。

「私たちは気持ち溢れるプレーをやっている。その結果が出たと思います」と充実感たっぷりの様子で振り返ったディエゴ。「勝っているので自信は高まっている。いつでも精いっぱいの力を出すことを忘れず、できればゴールを決めて勝てるように貢献したい」と更なる量産を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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