beacon

内田がJ復帰後初アシスト!鹿島は優磨&金崎の2トップ弾で4戦ぶり白星

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半4分に先制点を決めたFW鈴木優磨

[5.2 J1第12節 鹿島2-1長崎 カシマ]

 J1リーグは2日、各地で第12節を行い、鹿島アントラーズはホームでV・ファーレン長崎と対戦し、2-1で競り勝った。鹿島は4月14日の名古屋戦(2-0)以来、4試合ぶりの白星。長崎は4連勝後、2連敗となった。

 鹿島は前節の横浜FM戦(0-3)から先発4人を変更。GK曽ヶ端準が今季リーグ戦初先発となったほか、DF昌子源、MF小笠原満男、MF中村充孝が3試合ぶりに先発した。
 前節の広島戦(0-2)で連勝が4で止まった長崎は先発5人を入れ替えた。順天堂大から今季入団し、広島戦に途中出場してJ1デビューを果たしたMF新里涼がリーグ戦初先発。同じく順天堂大から入団したルーキーのMF米田隼也も6試合ぶり2度目の先発となった。そのほか、FW鈴木武蔵が5試合ぶり、FW中村慶太とDF高杉亮太が2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動いた。前半4分、鹿島は左サイドでボールをキープしたFW金崎夢生からFW鈴木優磨を経由し、MF遠藤康へ。タメをつくった遠藤は自身の背後を追い越していくDF内田篤人に縦パスを送り、内田がワンタッチで速いクロス。これを鈴木優磨が頭で捉え、ゴール左のサイドネットに流し込んだ。

 シャルケ時代の14年12月13日に行われたケルン戦以来となる公式戦でのアシストを記録した内田はこれがJリーグ復帰後初アシスト。鈴木優磨の2試合ぶり今季3ゴール目で鹿島が幸先よく先制した。しかし、J1初参戦で奮闘を続ける長崎もすぐに取り返す。前半18分、新里の縦パスから米田が内田の背後を取り、左足でクロス。昌子のマークをかいくぐった鈴木武蔵がヘディングシュートを叩き込んだ。鈴木武蔵は5試合ぶり今季4得点目。序盤から点を取り合う激しい展開となった。

 鹿島は前半23分、小笠原の絶妙なサイドチェンジを受けた内田が中に切れ込み、遠藤を経由して右サイドに開いた金崎がパスを受ける。金崎はグラウンダーの鋭いクロスを入れたが、ゴール前の鈴木優磨にはわずかに合わず。それでも同29分、PA内に走り込んだ遠藤が米田に倒され、PKを獲得。これを金崎が落ち着いてゴール左隅に蹴り込み、2-1と勝ち越した。

 1点リードで折り返した後半3分、鹿島はDF安西幸輝がドリブルで持ち上がり、PA手前から右足で強烈なミドルシュート。惜しくも左ポストを直撃し、3点目とはならなかったが、積極的に追加点を狙った。長崎は後半13分、中村に代えてMF翁長聖を投入し、最初のカードを切る。同23分には鈴木武蔵に代わってFWファンマがピッチへ。選手を入れ替えながら同点ゴールを目指したが、なかなか鹿島ディフェンスをこじ開けられなかった。

 鹿島は後半27分、中村に代えてMF永木亮太をそのまま左サイドハーフの位置に入れ、守備を強化する。長崎は同29分、最後の交代枠で米田に代えてMF中原彰吾を投入した。終盤は長崎がボールを保持する時間も増えたが、崩し切るまでには至らない。鹿島は後半38分、遠藤の左足ミドルが左ポストを直撃。試合を決定づけることはできなかったが、そのまま2-1で逃げ切り、4試合ぶりとなる勝ち点3をもぎ取った。

(取材・文 西山紘平)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第12節 スコア速報

TOP