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東京V林陵平が“3252日ぶり”ゴール! 注目の今季初パフォーマンスは「ライプツィヒの…」

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ゴールパフォーマンスを披露する東京ヴェルディFW林陵平

[5.3 J2第12節 東京V 1-4 町田 味スタ]

 9年ぶりに東京ヴェルディに復帰したFW林陵平が、待望の移籍後初ゴールを奪った。東京Vの選手として得点を挙げたのは、2009年6月7日以来3252日ぶりのこと。得点後にはFWジャン・ケビン・オギュスタン(ライプツィヒ)のパフォーマンスで歓喜の輪を彩った。

 小学校から高校時代までを東京Vアカデミーで過ごした林は2009年、明治大から東京Vに加入した。初年度は32試合6得点を記録し、翌年度からJ2降格の憂き目に遭った柏に移籍。緑のユニフォームで最後にゴールを決めたのは、6月7日に行われた第20節富山戦(○3-0)だった。

 あれから約9年間、待ちに待ったゴールに味スタが沸いた。前半14分、MF渡辺皓太からのパスを受けて前を向くと、かすかに浮いたボールに対して左足を一閃。「ダイアゴナルで動いて、パスが足元に入ったので、ボレーシュートで行きました」。低く鋭い軌道を描いたボールはゴール右隅に突き刺さった。

 得点直後には片手で顔を覆い隠すゴールパフォーマンスを披露。取材エリアに現われた林は「ライプツィヒのオギュスタンです」とモデルの名を明かした。オギュスタンは昨年のU-20W杯にフランス代表として出場した20歳のストライカー。ブンデス上位クラブで今季6ゴールを挙げている新進気鋭の有望株について、「良い選手ですよ」と口にした。

 もっとも、林の表情は終始晴れなかった。「サッカーはチームスポーツなので、勝てなくて残念です」と繰り返し述べ、「先制点が入ってから同点にされるまで早かった」と指摘。「もっと試合運びを大事にしていかないといけない」と課題ばかりが口をついて出た。

 自身にとっては今季9試合目の出場で、ここ3試合は先発が続いている。「どの選手でも試合に出ることがコンディション調整になる」と話したように、この試合で今季初のフル出場を達成。「切り替える時間が短いので、話し合ってチームのスタイルを体現できるようにしたい」と3日後に迫る次節金沢戦に意気込んでいた。

(取材・文 竹内達也)

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