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FC東京のJ1通算800得点、節目ゴールは橋本拳人「歴史に名を残せたのかな」

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橋本拳人が節目ゴール!

[5.5 J1第13節 川崎F0-2FC東京 等々力]

 FC東京の1点目は、記念すべきクラブのJ1通算800得点目となった。

 長谷川健太監督は「(川崎Fの今季リーグ戦の)9失点のうち6失点がセットプレーというのは分かっていた。ましてや今日はメンバーを大きく入れ替えてきた中で、セットプレーまで詰める時間はないだろうなと思っていた」と説明。先制点もその狙い通りに形から生まれた。

 前半14分、右サイドでFKを獲得したFC東京は、DF太田宏介が精度の高いクロスをゴール前に入れる。川崎Fもオフサイドトラップで対応するが、タイミングよく抜け出したFC東京の選手たち数人がフリーになる。そしてMF橋本拳人が触ってコースを変え、先制点を奪った。

「ちょっとオフサイドかなと思ったんですけど、それが逆に力が抜けて、いい形でボールが触れたのかなと思います。練習からセットプレーで点を取ろうという意識でやれている。今日に関しては監督から直接狙っていけと言われていた。いつも以上に研ぎ澄まして入っていきました」

 会心のゴールはクラブ通算800得点目という節目弾になった。「全く知らなかった」という橋本だが、「歴史に名を残せたのかな」と照れ笑い。昨年はキャリアハイの5得点を決めた橋本は、今季はバランサーとしての役割をより求められていることもあり、「なかなか点が取れないかなと思った」。それだけに今季初ゴールにホッとした表情を浮かべると、「熱い多摩川クラシコで得点出来て嬉しいですね」と喜び倍増といった様子で振り返った。

 21日の清水戦からキャプテンマークを巻いているが、これで5戦負けなし。「キャプテンとしての仕事はなかなかできていないし、することもない」と謙遜するも、「声をかけることだったり、プレーで引っ張ることは常に意識してやっています」と話した充実期を迎える24歳。「チームとして雰囲気がいい。ポジティブな空気が常に流れている」と更なる上昇に手ごたえを感じていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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