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新体制で巻き返しを図る両クラブ…京都がジュロヴスキー体制初勝利!“裏天王山”で愛媛下して最下位脱出

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京都がジュロヴスキー監督体制で初勝利を飾った

[5.20 J2第15節 愛媛1-2京都 ニンスタ]

 J2リーグは20日、第15節を行った。ニンジニアスタジアムでは愛媛FC京都サンガF.C.が対戦し、2-1で京都が勝利。連敗を3で止め、最下位を脱出した。一方の愛媛は、8試合白星なし(4分4敗)となった。

 新体制で巻き返しを図る両チームの激突。2勝4分8敗で20位に低迷している愛媛は15日、間瀬秀一前監督との契約解除を発表し、川井健太監督が就任した。一方、京都は11日に成績不振(2勝3分9敗)により布部陽功前監督を解任し、ジュロヴスキーコーチが監督に昇格。初陣となった12日の前節・徳島戦は0-1で敗れた。

 まさに“裏天王山”。京都は前半3分、ドリブルで駆け上がったMF仙頭啓矢がPA右手前からクロスを供給し、ファーサイドにFW大野耀平が飛び込んだが、ヘディングシュートはわずかに枠を外れる。対する愛媛は22分、FW河原和寿のスルーパスにFW丹羽詩温が反応するも、DF染谷悠太につぶされてシュートを打てず。40分には、クロスのクリアボールからMF田中裕人が思い切りよく狙うが、枠を捉えることができなかった。

 スコアレスで迎えた後半3分、左サイドをドリブルで駆け上がったDF前野貴徳がクロスを上げ、DF小池純輝が胸トラップから左足を振り抜いたが、GK若原智哉にキャッチされてしまう。すると、京都が7分に試合を動かす。右CKの流れからPA右でボールをキープした染谷が高い弾道のクロスを入れる。これを長身の大野が頭で叩き込み、先制のゴールネットを揺らした。

 早い時間に追いつきたい愛媛は後半10分、右CKからニアで味方がフリックし、フリーの丹羽がヘディングシュート。決定機だったが、枠を外してしまい、ピッチを叩いて悔しがった。直後に川井監督はFW西田剛と河原を下げ、FW近藤貴司、FW有田光希と前線の選手を入れ替えた。

 しかし、次にスコアを動かしたのは京都だった。後半16分、MFエスクデロ競飛王が左サイドにパスを送り、オーバーラップしたDF本多勇喜がダイレクトでクロスを上げる。これに反応したFW岩崎悠人がジャンプしながら右足アウトで合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。岩崎は今季初ゴールとなった。

 サポーターの声援を受けて諦めず攻め込む愛媛。後半26分、DF西岡大輝に代えてMF小暮大器を入れ、さらに攻勢を強める。すると、32分に右サイドから小池がピンポイントクロス。途中出場の有田がヘディングシュートを叩き込み、1点差に詰め寄る。しかし、反撃もここまで。MF田村亮介とDF田中マルクス闘莉王を投入した京都が逃げ切り、2-1でジュロヴスキー体制初勝利を飾った。

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