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フィッカデンティも金崎“激昂シーン”に怒り収まらず「日本中の誰が見ても明らかな誤審」

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主審の判定に抗議したマッシモ・フィッカデンティ監督

[8.1 J1第19節 清水1-0鳥栖 アイスタ]

 物議を醸す一戦となった。サガン鳥栖は1日に敵地で行われたJ1第19節・清水戦(0-1)で、FW金崎夢生の決定機を際どいタックルで阻止されたが、ファウルの笛は鳴らず。試合後、鳥栖を率いるマッシモ・フィッカデンティ監督も怒りが収まらないようだった。

 0-1で迎えた後半22分、金崎は裏へ流れたボールに走り込み、抜け出そうとしたところで後ろからDFフレイレのスライディングを受けて転倒。ボールを前に出したあとに遅れてフレイレに足をかけられており、カードが出てもおかしくない場面だったが、飯田淳平主審はファウルを取らなかった。

 金崎はこの判定に対してピッチを叩いて悔しがり、鳥栖ベンチの選手やスタッフもヒートアップ。スタジアムの雰囲気は一時騒然となった。

 鳥栖は前半20分に清水FWドウグラスのPKで喫した失点を最後まで覆せず、0-1の敗戦。フィッカデンティ監督は試合後のインタビューで「今日はオープンな試合だったと思います。自分たちが与えたPKは正しい判定だったと思います」と振り返りつつ、問題のシーンについて自身の見解を述べている。

「ただ、そのあと飯田淳平主審によってレッドカードが1枚出なかったというのは日本中の誰が見ても分かる明らかな誤審ですし、そういうミスで試合が変わってしまうのは残念で、それ以上自分が付け足す言葉はありません」

 また、この判定に異議を唱えたFW小野裕二はベンチでイエローカードを受け、次節のホームC大阪戦は累積警告で出場停止となる。指揮官は「(金崎の転倒シーンで小野に)よく分からない警告が出て、(次節の)出場停止もありました。これはもう全く受け入れることができない判定だったと思います」と最後まで厳しい口調で語った。

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