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清水、元社員が6年間で約6700万円を私的流用…7月31日付けで懲戒解雇

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 清水エスパルスは3日、元経理担当者が会社の経費約6700万円を着服し、私的に流用していたことを発表した。

 清水は公式サイトで「ファン・サポーター、パートナーのみなさまへ【当社元社員による不正行為についてのお詫び】」を掲載。元経理担当者が、2012年から18年にわたる6年間で約6700万円の会社の経費を着服し、私的に流用していたことを明かした。当該社員は7月31日付けで懲戒解雇としている。

 本件に対する管理監督責任を明確にするため、左伴繁雄社長の報酬の30%を3か月間減額することも明らかにし、「このような事態を招いた事を猛省するとともに、ファン、サポーターの皆様、株主様、パートナーの皆様をはじめとする多くの関係者の皆様の信頼を裏切る結果となりましたことを、心からお詫び申し上げます」と伝えた。

 また、今回の原因について「当該元社員に経理に関する多くの業務を任せ、また会社としての組織的なチェック体制が機能せず、不正行為を見抜けなかった」とし、「既にチェック機能の強化を実施しております」と対応しているという。

「今回の不正行為発生を厳粛に受け止め、コンプライアンス意識の徹底、業務フローの見直しなど内部統制体制の更なる強化を業務・人・システムの面から行って参り、皆さまから愛されるクラブになりますよう努めて参る所存です」と左伴社長の署名とともに、今後の改善を強く誓っている。

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