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“バルサ対決”は久保に軍配!!横浜FM、イニエスタら外国人6人ピッチに立った神戸を完封

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“バルサ対決”で注目を集めた試合は横浜FMが制した

[8.26 J1第24節 神戸0-2横浜FM ノエスタ]

 “バルサ対決”はFW久保建英に軍配!! 横浜F・マリノスが久保のJ1初ゴールなどでヴィッセル神戸を2-0で下した。横浜FMは連敗を止めて3試合ぶり勝利。神戸は4試合ぶりの敗戦となった。

 上位争いに踏みとどまるためにも勝ち点を積み上げたい5位神戸と、残留争いに巻き込まれる前に踏みとどまりたい15位横浜FMの対戦。元バルセロナのMFアンドレス・イニエスタとバルセロナの下部組織出身MF久保建英のファーストコンタクトにも注目が集まった。

 神戸は前節出場停止だったFWウェリントンとMF藤田直之が先発復帰。藤田は記念すべきJ1通算200試合目となった。

 連敗中の横浜FMは、今夏加入し、22日の天皇杯でも先発起用された久保建英をリーグ戦初先発で起用。またバックラインは今夏から取り入れている3バックを採用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半の主導権は神戸が握った。ただ前半20分のGKキム・スンギュからのロングパス一本で裏を取ったFW郷家友也の左足シュートが枠上に外れるなど、決定力を欠く。同42分の藤田の強烈ミドルもGK飯倉大樹の好セーブに遭い、前半をスコアレスで折り返すことになる。

 こう着状態を改善すべく、先に動いたのは神戸だった。後半開始と同時にDF橋本和に代えてDFティーラトンを投入。これでピッチ上にはFWルーカス・ポドルスキ、イニエスタ、ウェリントン、キム・シュンギュ、DFアフメド・ヤセルと外国籍選手6人がピッチに立った。なおヤセルとティーラトンは提携国選手のため外国人枠が適用されず、キム・スンギュがアジア人枠。

 しかし後半11分、スコアを動かしたのは横浜FMだった。久保が右サイドに展開すると、松原からエリア内に入った久保にボールが戻される。久保は冷静なトラップから左足を豪快に振り抜く。“バルサの先輩”イニエスタの目の前で先制点を奪ってみせた。また17歳2か月22日でのJ1での得点は、歴代2位の記録となった。

 そして後半40分、横浜FMが決定的な2点目を奪う。左サイドを抜け出したFWウーゴ・ヴィエイラのシュートはキムに防がれたが、こぼれ球にいち早く反応したFW仲川輝人が右足で押し込む。途中出場の2人による活躍で、勝利をグッと引き寄せた。

(取材・文 児玉幸洋)
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